中庸左派さん のコメント
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A-1 東京新聞「 石破茂首相、あれもこれも「後退」? 5 つの「守る」掲げたが就任前の主張はどこに … 衆院で所信表明」 石破茂首相は 4 日午後、衆院本会議で所信表明演説に臨んだ。首相就任前に意欲を示していた 政治改革では具体策を示さず、外交安保分野では持論の日米地位協定改定と「アジア版 NATO 」構想に触れなかった。 マイナンバーカード、 選択的夫婦別姓の導入についても言及せず、 女性参画でも具体的な数値目標や対策を明らかにしなかった。 総裁選で「原発ゼロ」に言及していた原発政策では、一転して原発の活用を訴えた。 日本、国民、地方、若者・女性の機会、ルールの「 5 つの『守る』」を政権の方針として打ち出す一方、少なくとも 7 つの分野で首相就任前の発言や姿勢から後退する形に。国民や野党からの「言行不一致」との批判がさらに強まりそうだ。(佐藤裕介) ①政治改革・裏金問題 石破首相は冒頭、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事
やはり、あくまで日本政治の変革乃至腐敗堕落防止は、政権交代がもっとも有効だろう。
石破氏の様子をニュースで見るにつけ、この人は普通に真面目な常識人なのかも、とは思う。だが、そういう真面目な常識力が政治家として大成する要素かというとそうではないのだろう。勿論、一国の首相になるくらいだから、非凡な一面は大前提。だが、大派閥を率いる政治力やあちこちからカネを集める影響力は、石破首相には見られない。そこが、彼の持ち味であるから、裏金問題に揺れた政局の収拾を託された面はあるだろう。
ただ、では、常識的真面目さで、あのアメリカ帝国やジャパンハンドラーを向こうにまわして、日米地位協定の改定ができるか?タブン、そうではないのだろう。
周到な根回し、意思統一、情報収集、諜報、タイミング、時間、世論喚起。政治は単に、ボク、これやりたい!ではない。それらの要素が何かしら欠けている。石破氏の言行不一致と言われる理由だろう。
ただ、私は、鳩山首相を除くと、日米同盟のあり方に切り込み、日米地位協定の問題とか、“日本の主権“問題を率直に提起した政治家はあまり記憶にない。
政治家は問題提起をすることも大事な役割である。日米同盟に関して、石破氏が提起した問題を議論して、取捨選択することも未来に向けては、意義があるかもしれない。
大局的に、今日本に必要なことは政権交代だから、石破氏が今何を行うと言うか、それは時宜としては、日本人にとってもビミョーなところであろう。
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