りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
主催:中国社会科学院国家全球戦略智庫( National Institute of International Strategy, CASS )と Daily China 共催 日時:10月24日 場所:北京、北京飯店 使用言語、中国語、英語 基調演説;ジルマ・ルセフ・ブラジル前大統領(予定、15分) 第一セッション 大国間関係と世界の将来: Thornton 元米国国務次官補代理、 Acharya アメリカン大学教授、 Snower 独研究所所長、 JISI 北京大学教授 第二セッション 世界統治と大国の責任:孫崎享・東アジア共同体研究所所長、 Voitolovsky IMEMO 所長、 Wachira 世銀元エコノミスト・ケニア、 Qin Yaqing (秦亜青 山東大学主席教授。それ以前は、秦氏は中国外交大学) 私の主張点 ・購買力平価ベースでは、中国は米国を抜く。 G7 ・7か国の合計は、非 G7 7か国合計を上回る。 ・かつ自然
わたしがこういう会議で孫崎さんに期待するのは、第一に、孫崎さんの持論である「尖閣棚上げ論
」を社会科学院の官僚学者と議論していただきたいということだ。(中共は国として「尖閣は中共領」という
立場であり、社会科学院の官僚学者に言論の自由はないであろう)。
テーマが「世界統治と大国の責任」ということであれば、テーマにもかなう話題にちがいない。
この件はいままでも時折り書いてきたが、「尖閣棚上げ論」はことの性質上、日中双方が
理解しなければならない。孫崎さんは、日本側では「尖閣棚上げ論」のもっとも有名な論客として、
日本人の考え方に大きな影響を及ぼしてきた。その十分の一でも中共側に影響を与えるための、
努力すらしないのであれば、単に、日本側の領有意欲を削ぐために立論したとしか言えないだろう。
ぜひとも議論をおこないその様子を報告していただきたい。
いつもであればこのくらいなのだが、今回はもうふたつ議論していただきたい(いただきたかった)。
二番目は、駐日中共大使が「日本人を火の中に叩き込む」と言ったことに、孫崎さんが同調した件だ。(少なくともこのブログの記事では)。
これはまさに、いまイスラエルがやっていることと同列だが、孫崎さんも社会科学院の官僚学者も
それを是とするのか。この件のほうが優先だな、今は。
三番目は、タイムリーな話題として、北朝鮮の「派兵」の件だ。昨日、米国が3000人規模の「派兵」を
確認しており、もはや間違いないであろう(ただし、ロシア兵に偽装する様子が
みられており、なんとも卑小で堂々としない「派兵」だ)。
中共は、実はいま現在でも「中国は国際法の原則に基づき、全ての国の主権と領土の一体性は尊重されなければならないとの立場を堅持している。中国はロシアによるクリミア半島やウクライナ東・南部4州の併合を認めたことはない」
という立場だ。(これは、中共の台湾領有権主張とダイレクトに関係があり、曲げることはできないとみられる)。
そういう中共からみて、北朝鮮の「派兵」をどう考えるのか、ぜひ議論してその様子を教えていただきたいものだ。
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