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中庸左派さん のコメント

ウクライナ戦争との関連では、北朝鮮軍の派兵はエスカレーションを示唆するものではないと考えている。戦況はクルスク州から、ウクライナ軍は追い出されつつあり、ウクライナ東南部の前線でも、ロシア軍の進撃速度が上がっている。また、北朝鮮としては、ロシアとの安全保障条約を履行する意図もあるだろう。

https://www.rt.com/russia/606420-putin-kursk-region-encirclement/

https://www.rt.com/russia/606351-russia-north-korea-treaty/

もともと、北朝鮮軍の他国への派兵はしばしば行われてきた。

https://toyokeizai.net/articles/-/834896?display=b

そこには北朝鮮側として、見返りを受ける思惑はあったかもしれない。今回は、ロシアから核兵器開発の技術移転を含む軍事的援助を、見返りとして意図しているなら、好ましくはない、という見方は当然あるだろう。

私も核兵器開発や核兵器拡散には反対だ。

一方で、東アジアに目を転じると、尹政権の韓国はアメリカ帝国との同盟を礎に、北朝鮮に対して軍事演習等の挑発や圧力を強めている。在韓米軍の存在そのものが、北朝鮮からすれば脅威であろう。

そうして見ると、北朝鮮とロシアとの軍事同盟はバランスというか、韓米軍事同盟への抑止力という意図もあるだろう。

いずれにせよ、日本としては北朝鮮との国交樹立による東アジアの緊張緩和という道筋を進むべきだと考える。
No.8
1ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
北朝鮮がウクライナ戦争との関係で、ロシアに軍隊を派遣することは、米国の発表をみてもほぼ確実とみられる。  ここで問題は①戦場での貢献の評価と、②朝鮮半島への影響である。  ロシアは西部クルスク州の再支配を最重要視せず、現在軍主力をウクライナ東南部に展開し、支配地域を拡大中である。この中、クルスク州で北朝鮮軍が戦ってくれることはロシアにとり有難い。  ロシアのウクライナ侵攻後、旧ソ連圏諸国にはロシアからの派兵要請があったと思われるが、最も近いといわれるベラルーシも派兵を行っていない。従って北朝鮮の派兵はロシアにとって有難い。 朝鮮半島情勢としては「見返りとしてロシアのプーチン大統領は、国際的な制裁に直面している北朝鮮に対し、軍事技術などの支援を提供することに同意した」とされていることが極めてじゅうようである。これらは当然、長距離弾道ミサイルと核兵器開発が含まれる。従来は、これを行えば米国との関係があ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。