北朝鮮がウクライナ戦争との関係で、ロシアに軍隊を派遣することは、米国の発表をみてもほぼ確実とみられる。
ここで問題は①戦場での貢献の評価と、②朝鮮半島への影響である。
ロシアは西部クルスク州の再支配を最重要視せず、現在軍主力をウクライナ東南部に展開し、支配地域を拡大中である。この中、クルスク州で北朝鮮軍が戦ってくれることはロシアにとり有難い。
ロシアのウクライナ侵攻後、旧ソ連圏諸国にはロシアからの派兵要請があったと思われるが、最も近いといわれるベラルーシも派兵を行っていない。従って北朝鮮の派兵はロシアにとって有難い。
朝鮮半島情勢としては「見返りとしてロシアのプーチン大統領は、国際的な制裁に直面している北朝鮮に対し、軍事技術などの支援を提供することに同意した」とされていることが極めてじゅうようである。これらは当然、長距離弾道ミサイルと核兵器開発が含まれる。従来は、これを行えば米国との関係があ
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前の記事2024-10-29 06:18:00ニューヨーク・タイムス紙「日本の長期政権政党が過半数を失...8コメ
この問題は重要であるが、以前に取り上げられている。ココ数日に報道されている重要情報は中国関連である。
李強首相が国務院の実権を握ったとの情報が流れていたが、最近習近平氏が地方視察時全軍会議が開かれた。会議では習近平氏の指揮権が実質的に解除され制服組トップの張氏が全権を掌握したようだ。政治は李強氏、軍は張氏が握り習近平氏は27年までお飾りで続くと報道されている。ロシア、ベトナム政府はこの事実を認めており、張氏がベトナム訪問時国賓待遇で迎えたようだ。
はじめてコメントいたします。吉田実といいまして、孫崎さんのファンで、毎朝一番のこのニコニコ読んでいます。
さて、今朝の件ですが、ロシア在住の日本人のユーチューバーでロシアからの情報を発信されている、「ニキータ」さんがこのことについても発信されているので、もし興味あれば参考にしてください。URLを貼っておきました。
https://youtu.be/s54VdY_7AP0 です。失礼いたします。どうぞ、これから貴重なご意見お聞かせ続けて下さいませ。
北朝鮮にとって、喉から手が出るほど熱望しているものは、長距離ミサイル技術と核の小型化技術及び寒い冬を越せるエネルギーと食料・小麦であろう。これら全てをロシアは供給する能力を持っている。
しかし北朝鮮がロシアに供与できるものはと言えば、武器弾薬と兵士しかない状況である。交渉であるので、ロシアが全てをすぐに供与するとは思えないし、北朝鮮も今すぐに全てを供与することはないと思えるが、すぐに実行できるように用意は着々と進んでいると考えられる。中国にとって、ロシアと北朝鮮の結びつきは、気分のいいものではないが、アメリカの矛先が北朝鮮・ロシアに向き、自国への圧力が弱まることは歓迎すべきことと考えるだろう。最も憂慮するのは、アメリカが、北朝鮮兵士の派遣に対し、韓国にウクライナへの武器供与をより多くすることを強要することである。ウクライナにおいて、韓国の武器と北朝鮮兵士による代理戦争がはじまり、それが朝鮮半島に飛び火することである。もし、韓国がロシア国内を攻撃できる武器を供与し、ウクライナが実際に使用すると、東アジアの状況はますます混とんとしてくるのではと心配になる。