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中庸左派さん のコメント

アサド政権の崩壊から、印象として感じているのは次のようなことである。

①イランが主導する「抵抗枢軸」は弱体化した。
②イスラエルは二国家解決を破棄して、大イスラエル建設に向けてさらに条件が整った。
③トルコはクルド人の抵抗を抑止するためにシリアを傀儡にしたいだろう。

https://www.middleeasteye.net/news/whats-next-turkey-syria

④アラブ諸国はパレスチナ人よりも、イスラエルやイランを含む地域全体の安定を選択した。
⑤ロシアはアサド政権崩壊を容認した。

https://english.iswnews.com/36843/a-brief-essay-regarding-the-russian-federation-view-on-syrian-downfall/

⑥トランプは、アメリカ帝国のこの問題への関与に否定的なので、更に混乱が続くと予測か?

イスラエル、トルコ、サウジアラビアは利害が一致。ロシア、中国はそれを容認、アメリカ帝国も容認だが、トランプは一歩引いてみている。イランは中露、サウジアラビアとの関係を重視して、渋々容認というカンジだろうか?

となると、関係各国の思惑どうりに、シリアの新政権が国内を安定化させられるか、が注目点ではなかろうか?また、イランがこの状況下で耐え忍び、中露主導の新しい世界秩序=多極化に賭けるかどうか?も注目点だと考えられる。

だが、パレスチナ人は置き去りにされている。
No.2
2日前
このコメントは以下の記事についています
1:今日国際政治、特に安全保障上の最大課題は①「ウクライナ戦争」、②ハマスのイスラエル攻撃に端を発したイスラエル対アラブ諸国の戦い、台湾問題を中心とする米中の緊張である。  ②ハマスのイスラエル攻撃に端を発したイスラエル対アラブ諸国の戦いでは、パレスチナとの戦い、レバノンのヒズボラとの戦い、イエメンのフーシ―との戦いが中心である。 しかし潜在的にシリアは極めて重要な位置にある。  アサド政権は国内では弾圧を行ったが、イスラエルに対して好戦的な対応はほとんどとってこなかった。 2:こうした中でのアサド政権の崩壊である。  戦略的に重要な位置を占める動きに、安保理五カ国の、米国、中国、ロシア、英国、フランスのいずれも関与していないのである。  トルコが資金提供してはいるがこれはシリア北部にいるクルド人をけん制する動きであり、アサド政権の転覆まで目指す者ではなかったろう。 3:こうした中で 大シリア解放機構(
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。