中庸左派さん のコメント
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一般に「スパイ」と呼ばれるものには 3 つのカテゴリー があります。 第一のカテゴリー は、相手国に出かけて、情報を集め、相手国を自国に有利なように働きかける人。そのような任務は外交官も行うのですが、「スパイ」は①相手の国の法令を超えて行動する、②賄賂、女性の活用、脅し等反モラル的手段を用いるに特徴があります。 第二のグループは 、第一のグループの人に使われる人。賄賂、女性の活用、脅しに屈した人が多くいます。ただ、自国の政治に強い不満を持ち、体制の変革を求め、そのため第一のカテゴリーと協力する人も出てきます。日本では戦後宮永事件(ソ連軍の情報機関である GRU が日本の陸上自衛隊に諜報活動を行った事件)やレフチェンコ事件(レフチェンコは、 1983 年のリーダーダイジェストのインタビューで、 8 名のエージェントの実名を明らかにした。実名を挙げてエージェントとされたのは、石田博英(元労働大臣)、「ギャバー」こ
こういう人の思想、或いは精神とはどんなものであろうか?興味深い気がする。
しかし、それにもまして、問題だと思われる思考様式がある。というのも、私はある意味で、“洗脳にはまっていた“、と自覚している。
勿論、外国勢力との接点も、政治的影響力等もあり得ない凡庸な日常を過ごしている私は、当然スパイ行為とも無縁である(と思う)。ただ、とはいえ、意識高く、慧眼に満ちた洞察力を持って人生を歩んできたわけでもない。要するに主流権威筋メディアに、コロッと騙されてきた。
一例をあげると、第一次トランプ政権時では、移民に対する差別主義者で弱者を叩く大金持ち、みたいなトランプ像をイメージしていた。要するに、アメリカ帝国民主党、即ちリベラル左派が描くトランプ像を鵜呑みにしていた。つい数年前までのことだ。
清く正しいリベラル左派のアメリカ像が、実は存在していて、その部分において“連帯“できるのではないか?という漠然とした妄想である。自由民主主義のアメリカは実在する、みたいなカンジと言おうか?そして、それはきっとアメリカ民主党が体現している、と。
その対極にトランプがいる、みたいなイメージであった。
こういうイメージは、主流権威筋メディアが振り撒くアメリカ民主党のイメージそのものであろうから、私は漠然とそのイメージを受け入れていた。
私自身は、学生時代から米帝打倒!とか、日米安保粉砕!とか空文句をよく言っていた。にもかかわらず、主流権威筋メディアが振り撒くイメージを易々と受け入れ、洗脳されていた、と今は振り返っている。私にとって、トランプ敵視は、無批判に主流権威筋メディアの論調を漠然と受け入れていただけであった。
今は、アメリカ帝国民主党的論調(つまり左派リベラル)を無批判に受け入れることは、日本の国益に反するのではないか?と批判的に見るようになった。何故なら、アメリカ帝国民主党政権下において、台湾有事が煽られている。アメリカ帝国民主党はウクライナと中東での戦争を煽っている。要するに、アメリカ帝国はアメリカ帝国の国益を追求するためにアチコチで戦争をしたり、煽ったりしている、と。民主党だろうと、共和党だろうと、戦争屋はアメリカ帝国に巣くっている、と。
DSやネオコン、戦争屋よりトランプのほうがマシな点がある、と考えるようになった。孫崎先生から、核の傘は存在しないと教えていただいたことも、“洗脳“がとける契機になった。
要するに、何が言いたいかというと、アメリカの自由民主主義(左派リベラル論調)を無批判に漠然と受け入れていることは、アメリカ帝国の傀儡に知らず知らずになっていることと同じではないか?と思える。
自己弁護するわけではないが、私に限らず、日本人には知らず知らずにアメリカ帝国の傀儡になっている人は多いのではないだろうか?なんとなく、アメリカ帝国リベラル左派即ち民主党の論調を正しいはず、と思い込んでしまう思考様式。これは実は日本の国益に反したり、結果的に戦争に加担していることになるかもしれない。
そして、上記のような思考様式はスパイ行為とまでは言えないにしても、外国勢力に操られているのと同じではないだろうか?
だから、日本人の拝米思考はスパイ行為に等しい反国益の行為ではないか、と思われるのである。知らず知らずのうちにアメリカ帝国の傀儡になっているのは、コワイことだな、と思う。
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