オバマは次期国防長官にチャック・ヘーゲル元上院議員(66)を指名した。
 この指名は必ずしも、米国議会、メディアで強い歓迎の意が示されていない。逆にヘーゲル元上院議員の指名を阻止せんとする動きがある。
 阻止をする動きには主として2つの流れがある。
 
一つは、産軍複合体を中心とする抵抗。
 今一つはイスラエル・ロビー関連である。American Jewish Committeeはすでに、任命に反対するキャンペーンを開始している。
 オバマ大統領は、安全保障では2つの重要課題を考えている。
 一つはアフガニスタンの撤退と国防費の削減である。これら二つの実施には共和党員の激しい抵抗が予想される。その抵抗を弱めるためヘーゲル元上院議員(共和党)を指名した。
 しかし、この策は功を奏するかは不明である。今、ヘーゲル支持グループと反対グループの戦いが開始されているという(TIMEHalperin論評)。