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oldjapさん のコメント

米国は世界一の大国であり、平均的な国民生活レベルはダントツのレベルにあることは疑いようもないが、長らくそこに住んでみると、底辺に蠢く庶民の生活の低さは途上国の平均的生活レベルを下回ることがわかる。しかも一方では、コンピューター、インターネット、遺伝子科学、原子力発電、航空機等々の科学技術、商業映画における創造性など、文明の旗手的な存在である。(原発はマイナス面だけで解釈されるべきでなく、新たなエネルギー源の開発という偉大な業績である。)だからこそ、日本人はその総意としてアメリカに従っているのである。今の中国には日本人が新たに学ぶべきものは皆無であり、ヨーロッパ全体もその良いところを全部アメリカに吸い取られてしまっており、彼ら自身がアメリカを批判する一方で、アメリカから文明をおすそわけされている状態である。日本としては、アメリカに従い、協力し、しかも日本自身が持つユニークな長所を充分意識して失わないように心掛け、アメリカ社会の持つ負の部分からはできるだけ身を引くように心がけるべきである。なぜデトロイト市が破産するまで放っておいたか、そこには様々な社会構成要素の身勝手な企みが存在したからであり、明らかに米国社会の失敗以外の何物でもなく、日本国民にとっては反面教師の役しか果たしていない。学ぶべきものを学び、毒物にはさわらないようにしよう。日本の国民健康保険制度は断固としてまもらなければならないのは当然である。
No.1
136ヶ月前
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進藤栄一氏は最近『アジア力の世紀』を出版された。その中の TPP に関する部分を紹介する。 *******************:::::::: マイケル・ムーア監督は、映画「シッコ」で高額医療保険制度で崩壊した米国の医療制度の現実を描き出した。映画の冒頭は、事故で膝に大けがをした中年男が、無保険で医療費が払えないため、自分で傷口を縫う衝撃的シーンから始まる、続いて、テーブルソーで指を2本切った中年男が、接合手術に中指6万ドル、薬指1万2千ドルするといわれ、薬指だけを選ぶシーンが登場する。 この現実を見た上で、何故私達は TPP による規制緩和によって、米国流医療保険制度を日本に移植すべきなのか。疑いもなく米国は、医療保険分野の規制緩和によって、混合診療制度と医療株式会社化とを認めさせようとしている。狙いは無論、豊かな消費人口を持つ日本だ。 ここで混合診療とは、保健医療と、全額自己負担となる
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。