m.m.さん のコメント
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はじめに
皆さんは、どのような手段で日々のニュースや情報を得ているだろうか。
朝、起きて新聞に目を通す。仕事から戻った夜、テレビの報道番組を観る。最近では、インターネットのニュースサイトを情報源にしている人も増えている。
新聞やテレビの報道では、しばしばその「客観性」が問題となる。選挙前の番組などですべての政党の意見を紹介するのは、「客観報道」を意識してのことだ。ただし、大手メディアが常に客観的であるとは限らない。世論を誘導しようとする恣意的な報道も少なくないのが実態だ。
そもそも、たくさんの出来事の中から何をニュースとして取り上げるかは、新聞社やテレビ局の判断である。メディアが取り上げない出来事を私たちが知る機会はほとんどない。また、どのような報道がなされるかによって、同じニュースへの見方が全く違ってくることもある。
私が本書をまとめたのは、読者が日ごろ接しているニュースに
公共放送のNHKは、政府に許認可権があるから、政権に不都合なことは報道しない。
つまり、この国には「権力を監視する」報道機関は存在しないのだ。
だから自民党がいくら失政を繰り返しても、原発事故を起こした東電が、どんなにデタラメなことをしても、その事実を国民は知ることができない。
私たちは報道されたニュースを、絶対に鵜呑みにしてはいけない。常に「本当かな?」「なぜそうなるのだ?」と疑問を持つことが必要だと思う。
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