haruoさん のコメント
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見なければ見なければと思いつつ、なかなか時間がなかった。やっと日曜日みに行けた.
多くの人は、戦争と言う一時代を描いたもの、風化する歴史を示すものととらえるかもしれないが、それ以上のメッセージを込めて映画化されたものと思う。
公式の説明を見てみよう。
「昭和初期神戸、洋服の仕立て屋を営み、柔軟な考えを持ち、家族を温かく見守る父盛夫と、大きな愛で家族を包む敏子。そんな二人のもと、好奇心旺盛に育った少年 H 肇、そして妹、幸せに暮らしていた4人だったが、 H 一家の周りでも、近所のうどん屋の兄ちゃんが政治犯で逮捕したり、徐々に不穏な空気が漂うようになる。
やがて戦争がはじまり、軍事統制が始まり、おかしいことをおかしいと自由に発言しづらくなっていく中、盛夫は周囲に翻弄されることなく、「おかしい」「なんで?」と聞く H にしっかりと現実を見ることを教え育てる」
「少年 H 」の原作は 1997 年刊行され
「少年H」の時代背景は、昭和初期です。小林多喜二が残虐な拷問により絶命したのは昭和8年2月20日午後7時45分でした。昨今のヘイトスピーチは、関東大震災のとき「朝鮮人が井戸に毒を入れた」のデマで、朝鮮人・中国人が虐殺されたことを想起させます。現在のマスコミは、政府の宣伝媒体と堕しているなかで、「はだしのゲン」の閲覧制限や孫崎さんへの自民党国会議員による言論統制発言、集団的自衛権への解釈改憲クーデターの推進、尖閣諸島問題を利用した軍備増強、勇ましい発言への国民の喝采など、現代は、少年Hの時代状況と似てきたと感じています。
それゆえ、前内閣法制局長官(現最高裁判事)、元長官たちの勇気ある発言、安保法制懇の事務局を担当していた柳沢協二・元内閣官房副長官補の著書での発信は、危機感を共有しているための発信と理解しています。
ここで、危機意識を持つ人が声をあげ、行動すべきときです。いまこそ。
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