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oldjapさん のコメント

私も憲法改訂には反対ですね。私としては、「現憲法を誰が書いたか、米国に押しつけられたものかどうか」なんて議論はどうでもいい。なぜって、今の憲法が存在しているのは、日本人が書いたつもり(ドイツ、オーストリアの学者に手伝って貰って)の明治憲法に問題があったからでしょ?だから、誰が書いたかは基本的な問題ではない。一方、私が今の憲法が少なくとも国防に関して優れている(日本人にとって有利である)と思うのは、現代の唯一の覇権国家にとって日本の現行憲法には立てつくわけにはいかない、なぜかと言えば、それは少なくとも彼らの知恵と経験に基づき、彼らが指導し、彼らが占領軍として認めた憲法だから。一方、なぜ、現日本国憲法が日本人にとって都合がよいかと言えば、軍事力を持つ事を放棄しているからであり、従って、日本に向かって軍事力を働かせる国は自動的に侵略者と呼ばれるからである。当然、現代の国際関係からすれば、侵略者と呼ばれたい国はいない。いくら中国、北朝鮮あるいは韓国が日本に戦争をしかけたくても、上記の論理的縛りから見て、不可能である。軍事力が無ければ、日本国民は無駄な投資が不要である。今の我々の生活が諸国に比べて豊かなのはそのせいである。自衛隊はできてしまっているので、そのまま、維持し、アメリカに懇請されたとき、隊員が怪我しないような範囲で出動するだけですむ。最もcost effectiveな仕組みとなっている。
ところで、孫崎サン、あなたはanti-ballistic missile missileは標的に当たるはずはない、なぜなら大陸間弾道弾は高速で飛翔しているからと考えているようですが、では、聞きますが、いわゆる人工衛星へのドッキングはなぜ可能なのですか。衛星は大陸間弾道弾と似ている飛翔体で速度は更に高速で飛翔していますよね。ところがドッキングの際の2つの物体の相対速度はゼロに近づいて行われるのです。すなわち、その時運んでいく貨物が起動装置付き爆薬なら、ドカン!すなわち撃墜できるのです。トリックは飛行経路が予想できることであり、それは大陸間弾道弾の打ち上げ時の上昇から水平に移行する間の飛翔データさえわかれば、あとはコンピュータで計算できると思いますよ。
No.1
136ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
寄稿:    憲法9条は、現段階では絶対に改正すべきではない。  安倍政権は憲法改正で何をしたいと思っているか。集団的自衛権の行使である。長年日本政府は現行憲法の下では「集団的自衛権は行使できない」と言ってきた。  これに対し安倍政権は二つの対処方針をもっている。  一つは憲法を改正すること。今一つは解釈改憲を行うこと。内閣法制局は長年「現行憲法では集団的自衛権は容認されない」という立場をとっている。安倍首相は内閣法制局長官を更迭し小松元駐仏大使を指名した。憲法解釈を政治判断に委ねることは法治国家の根本を崩すものである。  集団的自衛権で何をしようとしているのであろうか。2007年4月発足した有識者会議の四の個別事例研究がその基礎になる。 (1)同盟国を攻撃する弾道ミサイルをMDシステムで撃破する (2)公海上で海上自衛隊の艦船と並走する艦船が攻撃された場合、自衛艦が反撃する (3)陸上自
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。