• このエントリーをはてなブックマークに追加

oldjapさん のコメント

「国防を真面目に考えることを止める?よく理解できません」
国防を真面目に考えることを止めるべき理由は、それが国を守ることにはならないという、歴史的事実があります。考えてください。明治維新はなぜ起きたか。
それは(1)徳川幕府が17世紀に成立したとき以来、250年に亘り冷飯を繰ってきた薩摩、長州、土佐、肥前などの旧豊臣派の積年の恨み、(2)英、米、露などの日本植民地化への恐怖と幕府の当事者能力の否定が混ざり合った原動力の結果起きた暴力革命の結果です。革命に成功した元下級武士の成り上がり者たちは、直ちに新たな命題、文明開化と富国強兵、すなわち、国防を目指しました。その結果、手短に当時弱小国であった中国に挑み、代償として台湾を取得し、図に乗ってロシアと競り合い、やっと「負けなかった」という結果を得たのが、日清、日露戦争でした。その後、朝鮮を属国化して、勢力拡張に励んだ結果、英米の注意を引き、最後は第二次大戦で米国に叩きつぶされるまで、「国防」その実、勢力拡大、すなわち、近隣諸国の浸食を止めることができなかったのです。
「国防」とは[侵略」と同義語です。今の時代、日本にとって最適の選択は自前の「国防」を止めないアメリカの尻馬に乗っていることです。見回せば、欧州諸国家は、EUという国際組織としてやはりアメリカに同調しており、自前の「国防」なんかできる国はありません。なぜ、日本が今更「国防」なんて贅沢ができると思うのか、不思議です。日本にそんな経済力も、軍事技術力もありません。日本には自前の軍用機、軍艦、ミサイル、核兵器が無いのですよ。そんな国が国防(=侵略)なんてできるはずがないですよ。おへそがお茶を沸かしています。
No.8
137ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
寄稿:    憲法9条は、現段階では絶対に改正すべきではない。  安倍政権は憲法改正で何をしたいと思っているか。集団的自衛権の行使である。長年日本政府は現行憲法の下では「集団的自衛権は行使できない」と言ってきた。  これに対し安倍政権は二つの対処方針をもっている。  一つは憲法を改正すること。今一つは解釈改憲を行うこと。内閣法制局は長年「現行憲法では集団的自衛権は容認されない」という立場をとっている。安倍首相は内閣法制局長官を更迭し小松元駐仏大使を指名した。憲法解釈を政治判断に委ねることは法治国家の根本を崩すものである。  集団的自衛権で何をしようとしているのであろうか。2007年4月発足した有識者会議の四の個別事例研究がその基礎になる。 (1)同盟国を攻撃する弾道ミサイルをMDシステムで撃破する (2)公海上で海上自衛隊の艦船と並走する艦船が攻撃された場合、自衛艦が反撃する (3)陸上自
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。