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tsutomizuさん のコメント

スポーツは、個人競技と団体競技があり、自ずから重視される視点が異なってくる。また、日本の時代劇と西部劇をみると、相似性が垣間見られる。国技で、外交文化の差を明確化されたのでしょう。
論点は、個人の役割が組織の中で発揮されることによって、全体の力が相乗的に増加する組織であるかどうか。個が大切にされているかどうかである。
同じ様な事例が戦争時日本にもあったが、それは特攻隊のように個人的犠牲があって成り立つ戦術であり、戦いを綜観した戦略性にかけていたといえる。
TPP 交渉では、米国の主眼は農業ではない、金融緩和などの規制緩和である。日本の主眼は農業であり、製造業であり、圧力の強い団体の主張が重視され、声の少ない業界は譲歩の対象になる。
国をどちらの方向に持っていくのかによって、戦略が異なるのであるが、米国と同じ方向(同質化)を目指す政府の戦略は、日本の独自性があるのかないのか、農業以外は、皆目分からない。農業も他国との合意が得られなければ、全体として、日本の主張は通らないことになります。米国を相手にするときは、米国の主張を押さえ込む主張をする野党がないと、米国に従うしかなくなる弱い政府になってしまう弊害は否定できない。対米国においては、ネジレがないのは、大きなマイナスといえる。
根本的には、民族の特殊性によるのか、大陸的なのか島国なのか、分からないが、相手の心を読む力も大切ではあるが、議論を戦わす風土が出来ないと、綜観的見方が育たないし、相手を尊重する見方が出来ない。したがって、国益を目指すことが出来ない。法人税減税などといって、財政赤字解消の大目的がどこかに飛んで行ってしまった。
No.1
137ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
    進藤榮一著 『アジア力の世紀』より: 「アメリカン・フットボールーアメフトと略称されるアメリカの国技だ。対する日本の国技は 相撲である。 この二つの国技の違いに、両国の外交文化の差が集約されている。 私はその差を、最初の留学先、首都ワシントンで、クラスメートと初めて練習試合をした時に痛感した。 「ボールは左に投げるふりをするから、お前は右に回り込め。そしてボールを取ってすぐ、敵の裏をかいて今度は左端のジョンに飛ばせ。」  試合開始前、綿密な作戦会議を行う。ハーフタイムごとに戦略を練り直す。まさに戦略と謀略ゲームである。   しかも重くて分厚い防具をつけて戦う。そして超ミニの華麗なチアガールはフィールドに繰り出し戦意を高揚させる。まさに重装備とソフトパワーで戦うゲームである。   対する日本の相撲は、まわし一本以外、何もつけない。土俵に塩をまき、不正をせずに技を競い合いますと観客の前で誓う
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。