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しょうちゃんさん のコメント

沖縄は古来、琉球と言うように、本来的に日本(大和)ではない。客観的に見れば、地理的にも、歴史的にも、文化的にも南方中国、台湾に圧倒的に近く、親和性がある。仲井眞沖縄県知事も、祖先は中国大陸出身である。薩摩藩が琉球に侵攻し、その後明治政府が強引に編入したのである。日本国内が尖閣問題で熱くなっている時に、ある関東地方のおばあさんが、「尖閣諸島ってどこかしらと思って地図を見ると、なんだ台湾、中国のすぐ近くなのね」と、拍子抜けした調子で言った。このおばあさんは、理屈を超えて、直感的に問題の本質を見抜いたのだ。
そもそも明治国家は、西洋的帝国主義の論理にアジアでいち早く、そして唯一目覚めた国家であることを知らねばならない。帝国主義的論理では、主権が特定されないままの領土に対して、まずそれを自国に編纂しようとする欲望が承認される。
そのようなマインドをアジアで唯一明確に抱いた日本は、竹島、尖閣を抜け目なく領土に取り込もうとする。いまだ目覚めていない相手国は、そのことに疎く、その背後にある帝国的野心を見抜けない。どちらの領土であったかなかったかの以前に、このような歴史的背景を理解した上で、尖閣、竹島、そして琉球の問題を巨視的に見つめなければならない。帝国主義的ゲームの論理を知った明治国家は、それを知らぬまま南海の海で交流している場所に、その論理を持ち込み、虎視眈々と領有化をひそかに狙い、関係国を出し抜いたのである。日清戦争の勝利後は、遠慮なくその本音を露呈したのは歴史が示すところである。
No.2
135ヶ月前
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  13日、大阪で、孫崎 享 + 糸数 慶子議員と「集団的自衛権の正体」で講演とパネル討議を行った。この時、糸数議員は沖縄独立論にも言及した。 かつて、沖縄の人が日本からの独立という時には、ある程度冗談っぽく話していたと思う。今、多くの沖縄の人は真剣な選択として議論始めた。  幾つかの契機がある。  特に普天間米軍基地の移転と、オスプレイ配備問題が契機となっている。  オスプレイは沖縄の全 41 市町村で反対議決をした。 それを踏まえて、本年1月28,29日全 41 市町村代表が東京で陳情し、銀座を行進した。 この時、街頭でどのような反応を得たか。 同情ではない。 「国賊」「お前らは中国からいくらお金をもらったのだ」という声が執拗に浴びさられた。 沖縄の人々は、日本に帰り、どれだけプラスになったのか、過去を含め論議が出てきた。 ①    江戸時代の薩摩藩の侵攻、さらには明治政府の琉球処分 ②    沖
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。