oldjapさん のコメント
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私は今、東アジア研究所の所長と言うポストにある(無給)。理事長は鳩山由紀夫氏である。したがって、鳩山由紀夫氏との関係は全く中立という訳ではない。
ただ、同じ組織に属することで、最近、比較的接する機会がある。
2日と3日、シンポジウムに参加するため、一緒に沖縄へ往復した。飛行場内やホテル内での一般の人々の人気は極めて高い。高校生の修学旅行の生徒は熱狂して手を振る。ホテルでは30代、40代の人々が握手を求める。一緒の写真を求める。
今、日本にはリベラルの受け皿がない。
それで、今、あえて、鳩山由紀夫氏を考察してみたい
まず、鳩山政権が続いていたら、今どの様な政策となっているか。
(1) 原発再稼働はない、
(2) TPP 参加はない、(米国の年次要望書受領を中止)
(3) 消費税の増税はない、
(4) 集団的自衛権参加への動きはない、
(5) 秘密保護法への動きはない、
「国民の願いに近い鳩山氏」と仰るが、その根拠は?まさか、あなたのご意見が孫崎サンおよびその支持者と一致しているから、ということではないでしょうね。
孫崎サンは「日本のように外国軍基地に抑えられている国があるか」とおっしゃるが、地政学的に米国の立場から見て日本と全く同様な国が他にあるだろうかという疑問も同時に考慮されないと、公平な結論は引き出せない。いっぽう、全く同様な国はないことは明らかである。したがって、孫崎サンのこの疑問は無意味である。彼は、その無意味な疑問をベースにして日本は「情けない国」と決めつけているが、当然、馬鹿げた自己否定、事故憐憫でしかない。
何と言っても、日本は米国にケンターキー州のトヨタの工場だけで9,000人も米国人を雇い、年間50万台もの車をせいさんして米国の消費者に買って頂き、その収益は日本のものとなっているし、今度は日立が世界で初めて鉄道が運営された英国のど真ん中に英国の運輸省の注文を受けた都市間高速鉄道の列車を英国人を雇って生産する工場を立ち上げるのですよ。もちろん、中国やその他のアジアの諸国でも、自動車、バイク、電気品、時計、ガラス、その他、数えきれない工業製品を現地で雇用する人を使って生産しているのですよ。そのためには、世界の産業、技術、科学のリーダーである米国と協力するのは国家戦略的に正しいとおもいませんか。沖縄の基地のその一環に過ぎません。第二次大戦後に生まれた主な技術、原子力発電、コンピュータ、遺伝子工学、宇宙開発はすべて米国で生まれ、育っています。それらと、日本の敗戦国と言う事実を直視しすることを忘れ、自己憐憫に陥っているのは救い難い問題です。
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