• このエントリーをはてなブックマークに追加

tsutomizuさん のコメント

天皇陛下が、記者会見で、今までの人生を振り返り、「一番大きな記憶は、若い命をたくさん失った戦争である」と、述べられた。平和憲法にも、先人の努力にも触れられているのは、我々国民にとって極めて心強いお言葉でした。
尖閣問題の棚上げは、時の中国課長の話を聞くまでも無く、米国も領土問題は二国間の問題といっており、暗に未解決といっています。また、当たり前のことながら、何等かの妥協がなけければ日中友好条約が結べるはずが無かったでしょう。このような明らかな事実認識を拒否するのであれば、とてもこれから出てくるであろう微妙な外交交渉は何一つ出来ないでしょう。尖閣周辺で確かに中国漁船などが襲来してもめていたことは確かであるが、子供の喧嘩に大人が入ったような対応は、日本には外交が無く「イエス、ノウ」が明確に出る問題しか解決しないし、また、解決しても、あとでそんなことは言わなかったとか、無かったなどと、過去、歴史を無視するような発言が出てくるようでは、中国、韓国から批判されても当然ではないか。外交で信義が失われたら、国家の基盤が成り立たない。国際社会で孤立化するばかりでしょう。
それにしても、孫崎さんの尖閣問題をとりあげた本が発行できないのは残念です。原資の問題であれば、私は寄付しますが、同じ様な人が多く居られるのではないか。真実は多くの方に知っていただく、知らせる義務が必要な気がします。諦めず、何らかの方法で発行していただきたい。
No.1
132ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
   尖閣諸島問題では日中双方が領有権を主張している。国際的にみても米国は「領有権問題については日米いずれ側の立場もとらない」という態度を1971年以来続けている。この中で双方が自己の主権を確立しようとする行動をとれば、どこかで軍事衝突が起こる。その中で「棚上げにする」ことにすれば緊張は避けられる。 そしてそれは1972年の田中角栄首相と周恩来首相、園田外務大臣と鄧小平副首相の間で合意している。しかし政府、外務省は合意がないという立場をとっている。  しかし、合意はある。  これが一番の問題だ。何故、日本政府と外務省は嘘をついているか。  日中国交回復交渉で、周恩来と田中角栄会談に参加したのが、橋本恕氏(元大平外相時代の中国課長)である。彼が『去華就實 聞き書き・大平正芳』(平成 12(2000) 年 6 月 12 日発行)で次のように記述している。 ****************
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。