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oldjapさん のコメント

「自国を守る」ための武力という思想は現代の軍事技術に照らすと古い。なぜなら現代の軍事技術の観点カら見て多大な自国の犠牲なしには自国を守ることはあり得ないからである。具体的に言えば、人口の半分を失い、国土のうち望ましい部分(例えば関東平野)の大半を長期間にわたって居住不能な放射能汚染され破壊しつくされた焦土と化してやっと、国土を保全できたとしても、それは国を守ったことにならないからだ。日本はそれに近い状態を一度経験した。もしたとえば中国との全面戦争があれば例え勝ったとしても、同じかそれ以上に悪い状態になることは必至だろう。したがって、自前の軍隊をもち、独自の軍事力で、他国(例えば米国)の協力なしに国防活動をすることは無意味である。進むべき道は、唯一、日本と同じような文明と文化に対する価値観を持った諸国のリーグ、具体的には米国、EU諸国をはじめとする先進国グループに所属し、彼らと一緒になって秩序を守るための、軍技術的に互いに互換性のある防衛軍を維持し、互いにきょうりょくすることが正しい選択である。決して独自の行動を考えてはならない。その様な軍隊は一部の愚かな輩には「傭兵」と映るかも知れないが、そのようなレッテルはどうでも良い。要するに、世界は現代軍事技術にとって、とても狭い空間になってしまったのだ。国防という言葉は死語になったと考えてよい。自衛隊は世界の文明国が組織する警察の一部だと言ってもよい。日本の国防省は、日本と言う地方自治体の警察であると考えれば良いかもしれない。現実的に弾丸も、ミサイルも、防衛コンピュータのハードウエアもソフトウエアも今や米軍のそれらと全く互換性のあるものであることを忘れてはならない。繰り返すが、「傭兵」と言う言葉を使って自虐に陥っている者は全くの無知で、限りなく阿呆な人間である。
No.7
131ヶ月前
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モーニング・バード内にある「玉川ソーケン」は12月31日、生激論スペシャル!「そもそも 日本はアメリカとの関係を今のまま続けていいのか?」を放映。 日米関係をまず4段階に分ける。 第一段階 「日本を戦争をさせない国にする」 戦後~1950年代 第二段階 「日本をアメリカの軍事基地に」1950年代~1980年代半ば 第三段階 「米軍の費用の一部を日本負担に」1080年代半ば~ 現在まで 第四段階 「自衛隊を米軍の傭兵として使いたい」 第一段階 「日本を戦争をさせない国にする」 戦後~1950年代ではポツダム宣言などで日本の軍備を解除させたが、米国は日本に経済力をつけさせないことで、軍事国家にならないことを意図。 対日賠償委員会のポーレー団長が訪日しているが、彼が「日本経済の最低限度を維持するに必要でないすべてのものを日本から取り除く方針」だとし、さらに 「最低限度とは日本が侵略した諸国の
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。