p_fさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
日本の多くの人々は、普天間米軍基地の「最低でも県外」(実際には国内での受け入れは困難なので、実質国外移転を意味する)は日米関係を損なうので、実施できないと思っている。
したがって、沖縄には申し訳ないが、もし普天間米軍基地の移転は沖縄内で、つまり辺野古移転しかないと思っている。
この考えに基づき、安倍政権は沖縄の自民党議員に圧力をかけ、沖縄知事に圧力をかけ、辺野古移転を認めさせた。金で強引に認めさせた。
そうでなければ、普天間にとどまるしか方がないとの論を展開した。
この考えは本当に他に選択肢がないのであろうか。
実は、全く違う選択肢を示してくれるのが、ドイツと米国の(米軍)地位協定ボン補足協定1993年改定にある。
本間浩著「ドイツ駐留 NATO 軍地位補足協定に関する若干の考察 ――在日米軍地位協定をめぐる諸問題を考えるための手がかりとして――」(外国の立法 221 ( 2004.8) がある
この問題意識に共感できれば、なんとか日本(沖縄)の現状を変えるためのヒントとして、ドイツの事例は非常に参考になると受け取るのがフツーでしょう。
しかし、先日のテレ朝番組でそれが紹介された際、ゲストのタレント・石原良純氏などは、対米隷属組の台本通りなんだか、単なる粗探しに終始する始末。「さーすが石原ファミリー」と言うべきか。もしも「親父は、尖閣じゃなくて、横田基地の方に尽力しなければいけなかった!」とでも言ったら少しは見直したでしょうが。
*
石「孫崎さん、お聞きしたいんですけど、1993年にドイツとアメリカは見直した。これはやっぱり、1990年に冷戦構造が崩壊しましたね。そういう意味では、日本とは立場が違うんじゃないですかね」
孫「その当時、1993年というのを見て頂くと、やはり、日本の一番の脅威というのは、その当時はやっぱり、ソ連だったんですよね。そういうことですから、実は、平和の配当というのは、ヨーロッパでは起ったんですけれども、日本でも、あってもよかったんですね。まあ、中国の脅威っていうのが最近出てきましたけど」
石「でも、それはやっぱり、日本は、まあ、その時に、ロシアよりも、中国というものも抱えてた部分では、ドイツと同じような動きにはならない...」
孫「それはあると思います、はい」
石「ですよねえ」
Post