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p_fさん のコメント

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p_f
> 放射線被ばくの不安におびえる住民を置き去りにし、記者が逃げ出していいのか。

思い出したのが、スペイン内戦で反ファシスト義勇兵として戦った体験を綴ったG・オーウェルの「カタロニア賛歌」です-
「戦争のいちばん恐ろしい特徴のひとつはあらゆる戦争宣伝、あらゆる絶叫や、嘘や、憎悪が、いつもきまって、直接戦っていない連中から生まれる、ということだ...我々に反対のパンフレットを書いたり、新聞でわれわれをけなしつけたりする連中は、ひとり残らず、ぬくぬくと本国に腰を落ち着けているか...弾丸や泥からは何百マイルも離れたヴァレンシアの新聞社にとどまっているのだった。そして...お決まりのあらゆる戦争記事も...例によって...銃をとるくらいなら、いっそ百マイルでも逃げるほうがまし、と心得ているような連中によって書かれたものだのだ。この戦争の、いちばんやりきれない結果のひとつは、それが、左翼の新聞にしても右翼の新聞と同じで、どれもこれもいんちきでうそつきである、ということを私に教えてくれたことだった。」

一方、

> ではメディアはどうすべきだったのか。

以下、著者の指摘は全くその通りと思いますが、その前に、「逃げた」記者たちの中で、後ろめたい気持ちを抱いている人がどれだけいるでしょうか。案外、皆ケロッとしているのではないですか。
「頭では分かっているが、怖くて体がついていかない」軽症?ならば、著者の処方箋は効き目がありそうですが、元々「頭でも分かっていない」重症の場合、被曝地の住民を「どうでもいいアカの他人」と感じる感覚を治すことから始めねばダメでしょう。
No.5
131ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。