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tsutomizuさん のコメント

教育の難しさは、国内政治と外交をどのように教えるかということに尽きるのでしょう。
一方的な見かた考え方に偏向した教え方であれば、マニュアル(指導要領)によって教えればよいのであるから、誰でも出来るということになる。
しかし、現実は、時代によって、国内政治も変わるし、世界情勢も変わるのである。竹島などは、現時点、日本と韓国が争っているときであって、領土問題は紛争中なのである。紛争がなくても、時代によって変わりうるのが、国家間の本来の姿であるのに、あえて、紛争状態にある領土を相手と同じレベルで争うのが、将来的な両国関係にとって得策かどうかである。
最悪の場合は、隣国ではあるが、領土問題は一歩も引かず争うのだという姿勢を貫くというのであれば、紛争を長引かせればよいのである。しかし、イスラエルとアラブの憎しみのみが両国関係を支配する状態は好ましいものといえない他人事は理解できても、自分のこととなると、全く理解出来ない安倍政権の状況は、わが国にとって得策とはいえない。
安倍総理は、どのような環境で育ったか分からないが、ご投稿で取り上げられている言葉、「解決しないことで以って解決とする」とか、「自身への関心が高く、相手に対する関心が低い」とき争いが起きるという本来的日本人なら誰でも感性的に感知できる「日本的霊性」が、完全に欠落し、自我の領域をさまよっているとしか思えない。
綜観的思考を出来る人を育てるのが、本来的教育の使命であるが、時の指導者の思想的裏づけを徹底するために教育を利用するとすれば、国の方向を一時的に偏向させようとするものであり、教育の私物化ともいえます。
一面的に、国粋主義的方向を志向すると同調する人が増える傾向があるが、わが国は、民主主義社会であり、全体主義的方向を志向すると、必ず近隣諸国と摩擦が起こり、何か、ちょっとした衝突が大きな紛争、戦争につながりかねないという教訓を生かすべきではないか。時代と逆方向の「指導要領:わが国の領土化」は、愚かな選択といえる。
No.1
132ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
    1:事実関係 1月28日付NHKニュース 「尖閣と竹島は固有の領土」指導要領解説書を改訂(抜粋) 文部科学省は、教科書を作成する際などの指針となる、中学校と高校の「学習指導要領の解説書」を改訂し、沖縄県の尖閣諸島と島根県の竹島を「我が国固有の領土」と明記し、尖閣諸島には解決すべき領有権の問題は存在しないことなどを盛り込みました。 「学習指導要領の解説書」は教科書の作成や授業で指導する際の指針となるもので、北方領土は、中学校の解説書で「我が国固有の領土」と明記され、高校の解説書でも中学校の学習を踏まえて理解を深めさせるよう求めています。 改訂では、尖閣諸島と竹島を「我が国固有の領土」と明記し、「国際法上、正当な根拠に基づいて、日本の領土に編入した経緯に触れる」ことなどを求めています。 そのうえで、尖閣諸島は「我が国が有効に支配し、解決すべき領有権の問題は存在しな
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。