• このエントリーをはてなブックマークに追加

tsutomizuさん のコメント

日本が評価されてきたのは、平和憲法による話し合いによる外交的解決を国是として歩んできたからである。勤勉な国民性もあいまって経済大国になったが、これはひとえに謙虚さの賜物であると考えるべきでしょう。
私達70才台の人間は、子供のころは、食料は配給であり、少ないおコメを雑炊にして兄弟仲良く頂いた思い出は深く心に刻まれています。社会に出たらお金を稼いで豊かな暮らしをするのだと、勉強した思い出も懐かしい。朝鮮戦争など戦争の漁夫の利を得ながら,画期的奇跡的経済発展を遂げました。戦後のひもじい生活から現在の生活を考えるとき、我々世代は恵まれていたと思わざるを得ません。
私が、今、若者と同じ環境に立たなければならないとすると、さまざまな条件が違います。先ず、就職です。正規と非正規などの差別的入社はありませんでした。世界の人々と競って入社を争うということもありませんでした。年功序列賃金で年数による給与差はありましたが、同年入社の格差は制限されていました。
官僚の企業に対する理解は徹底していて、国家的経済発展が国内の隅々までいきわたったと言っていいのでしょう。
経済成長を遂げる日本全体が一体となって世界の市場を席巻していく姿は、世界から驚異の目で見られたものです。
同じ姿を、勇ましい田母神氏の発言から読み取ることが出来るので、若者の支持することをあながち否定できるものではない。ただ、徹底的に違うことがある。戦後の発展は平和的な経済発展であるが、田母神氏の発言は強い日本であり、武力を誇示することでしかない。いちがいに国民の生活が豊かになるわけではないといえます。
私たちの責任でもあるが、一時的な言葉行動に動かされることなく、この国は豊富な貯蓄があり、海外での債権は世界一であり、現実的に巨大な利息などの収入を得ているのです。政府は、貿易赤字のことばかり宣伝しますが、貿易赤字を消し去っておつりの来るぐらいの状態にあるのです。今日本は、福島の復興はあり、オィンピック特需が期待でき、介護分野の需要は待ったなしの情況であり、エネルギーの新規開発促進とあいまって、国が輸出とか法人税減税など大企業中心の施策から国民主体にシフトすれば、内需で発展できる環境にあるのです。開発途上国が力を増している既存大企業関連の政府支援はやめるべきなのです。お金ばかり食って見返りが発展できないからです。発展するところに予算配分をシフトすれば、これからの時代にも明かりが見えているのですが、推し進めようとする先覚者がいないのが寂しい限りです。
No.1
125ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  今度の知事選挙で様々な考えるべき要素があったが、その一つに 20代の世代で田母神氏支持が高かったことにある。 朝日新聞の出口調査の結果(9日報道)(%)を見てみたい。         桝添   田母神   宇都宮     細川 20代     36   24    19      11  今改めて気づいたが、この順は、年齢の順である。だから、年齢順になじめない結果が出たともいえるかもしれない。  しかしこの選挙は原発をテーマにしての選挙であった。  実は原発の再稼働について、20代は一番支持している世代である。多分学校教育で原発は不可避のエネルギーと学んできたことであろう。  しかし、事故が起これば、若い世代順に被害にあう。福島では次の報道が出ている。 「原発の事故当時に18歳以下だった子どもの甲状腺検査で、結果がまとまった25万4千人のうち75人が甲状腺がん
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。