なしさん のコメント
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クリミアは住民投票が行われ、その結果、ロシアへの編入が決められ、これに対し西側が反発することが予想される。
「クリミア問題は様々な角度から論ずることが出来る。その際重要なのは、大きな流れの中でどうとらえるかだ。
3月14日ロイターは国際政治学者イアン・ブレマー著「コラム:ウクライナ危機、一番の「敗者」は誰か」を掲載した。
その主要点をまず見たい。
・クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫っているが、結果はあらかじめ分かっている。クリミアはロシア編入に賛成し、緊張は高まる一方となるだろう。
・もし米国の主な目的が、ウクライナで起きている暴動と大国間の緊張を最小限に抑えることだったとしたら、米国は重大なミスを重ねている。
米国は事態が最高潮に達する前に、ウクライナ政府に経済支援を実際に提供することに失敗した。ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は、ロシアとだけ連携
クリミアの分離独立を認めると宣言すれば「敗者」から逃れられるのだが。
まがりなりにもはじめから独立国だった東欧諸国にくらべてソ連からの独立組の
外交センスのなさはグルジアといい今回のウクライナといい目にあまる。
ロシア連邦との対決をつづけては国はもたない。それははっきりしてる。
米国も西欧もウクライナの将来に幸多かれなどとこれっぽっちも考えてはいない。
冷戦時代に刷りこまれた感情のままの行動だ。
話はとぶがソ連のアフガニスタン侵攻も西側はほうっておいて親ソ政権の支配に
まかせておいたほうがアフガニスタンのひとびとにとってずっと幸せだった。
アフガニスタンの女達は史上はじめて学校に行った。親ソ政権は開明的だった。
親ソ政権が同国に近代を持ちこんだ。
米国がマスードや北部同盟に大量の武器援助をしてそれをつぶした。
そしてそのあとはアフガニスタンがどうなろうとあとは野となれ山となれ。
大穴のタリバンが実権をにぎり同国は中世にもどった。
でもマスードでも北部同盟でもいっしょだったろう。
このままではどんな経過をたどりどんな結果になってもウクライナが最悪の
悲惨をこうむる。
オバマも軽率に制裁を口にしたが、本音はいまふるえてる。
相手は北朝鮮などではない。
ロシア連邦なのだから。
やたら口数おおく脅し文句をならべているのが不安をあらわしてる。
西欧や日本はいうにおよばず。
ウクライナ新政権が冒頭のようにふるまえば世界が幸せになるのだが。
ウクライナが敗者とならずにすむのはそれしかないと思う。
無理だろうな。
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