クリミアは住民投票が行われ、その結果、ロシアへの編入が決められ、これに対し西側が反発することが予想される。
「クリミア問題は様々な角度から論ずることが出来る。その際重要なのは、大きな流れの中でどうとらえるかだ。
3月14日ロイターは国際政治学者イアン・ブレマー著「コラム:ウクライナ危機、一番の「敗者」は誰か」を掲載した。
その主要点をまず見たい。
・クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫っているが、結果はあらかじめ分かっている。クリミアはロシア編入に賛成し、緊張は高まる一方となるだろう。
・もし米国の主な目的が、ウクライナで起きている暴動と大国間の緊張を最小限に抑えることだったとしたら、米国は重大なミスを重ねている。
米国は事態が最高潮に達する前に、ウクライナ政府に経済支援を実際に提供することに失敗した。ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は、ロシアとだけ連携
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ウクライナは、EUとロシアの奇妙な力の均衡関係の中で成立しており、経済はかなりな困窮状態にあったといえる。大幅
に安価に値引きした燃料代をロシアに支払っていない状態でありながら、さりとて米国、EUも大幅な経済支援を約束できる情況ではなかったといえます。このような中で、デモを煽動し、ヤヌコビッチ政権を倒さなければならなかった米国、EUと本意は何処にあったのであろうか。米国もEUもロシアも、ウクライナを救おうという意志がなかったといえます。国民の生活が極度に圧迫された中では、誰かを悪者にしたデモが勢いを増せば、加担する国民が多くなり、不幸にも、ヤヌコビッチ政権が崩壊したことによって、奇妙な均衡関係が崩れたといえます。責任はどちらにあるかといえば、経済的に殆ど破綻しているウクライナに本格的支援をせずデモでウクライナ国民を煽動した米国、EUの責任のほうが極めて重いとみていますが、少数派なのでしょう。
ウクライナ国民が一番の敗者という意見には同意です。というより昨今の事件ではすべて国民が敗者です。この情勢のどこが民主主義なのでしょうか?
権力側が悪いというのは簡単ですが、やはり国民も馬鹿なのでしょうね。容易く煽動に操作されるその性質を巧みに利用されている訳です。愛や思いやりより争う心が勝ってしまう人間の本性が行き着く場所なのかも知れません。それも怖いことに一部の過激な連中に大多数の平穏な国民までもとばっちりを受けてしまうことです。知識人はがんばってくださいね。
さざれ石の巌となりて苔のむすまで
ウクライナのクーデター新政権がこんどのクリミア住民投票の結果を受けいれて
クリミアの分離独立を認めると宣言すれば「敗者」から逃れられるのだが。
まがりなりにもはじめから独立国だった東欧諸国にくらべてソ連からの独立組の
外交センスのなさはグルジアといい今回のウクライナといい目にあまる。
ロシア連邦との対決をつづけては国はもたない。それははっきりしてる。
米国も西欧もウクライナの将来に幸多かれなどとこれっぽっちも考えてはいない。
冷戦時代に刷りこまれた感情のままの行動だ。
話はとぶがソ連のアフガニスタン侵攻も西側はほうっておいて親ソ政権の支配に
まかせておいたほうがアフガニスタンのひとびとにとってずっと幸せだった。
アフガニスタンの女達は史上はじめて学校に行った。親ソ政権は開明的だった。
親ソ政権が同国に近代を持ちこんだ。
米国がマスードや北部同盟に大量の武器援助をしてそれをつぶした。
そしてそのあとはアフガニスタンがどうなろうとあとは野となれ山となれ。
大穴のタリバンが実権をにぎり同国は中世にもどった。
でもマスードでも北部同盟でもいっしょだったろう。
このままではどんな経過をたどりどんな結果になってもウクライナが最悪の
悲惨をこうむる。
オバマも軽率に制裁を口にしたが、本音はいまふるえてる。
相手は北朝鮮などではない。
ロシア連邦なのだから。
やたら口数おおく脅し文句をならべているのが不安をあらわしてる。
西欧や日本はいうにおよばず。
ウクライナ新政権が冒頭のようにふるまえば世界が幸せになるのだが。
ウクライナが敗者とならずにすむのはそれしかないと思う。
無理だろうな。
ウクライナとクリミアの本質については櫻井春彦のジャーナルでおおよそを掴めたと思っています。
櫻井氏は国債紛争はことごとくウオール街を核とする「国境なき巨大資本」が背後であやつってきたし、現在にいたってますます活発に動いているというのです。ウクライナでクーデタを起こした主体の主要部分がネオナチ、アルカイダといったmercenaryで占められていることを夥しいブログの中で実証しています。
「国境なき巨大資本」の一機関であるIMFに隷属していない国は確かロシアと中国でしょう。ロシアのプーチンはIMFの奴隷となったエリチンの過失を正したし、中国は香港ドルの大暴落を策した「国境なき巨大資本」の陰謀を米国に圧力をかけて止めさせた。そういう経緯もあって「国境なき巨大資本」にとってロシアと中国はやっかいな存在です。やっつけなければいけない存在です。これからも傭兵を使ってロシア圏、中国を脅かしていくのでしょう。
以上のように見ると、ウクライナ問題では何だかロシアに同情を感じるのですが、間違いなんでしょうか?
ワルシャワ条約機構が消滅したときNATOもその歴史的役割をおえて
解体されるべきでした。
もう仕事はなくなったのですから。
米国は新生ロシア連邦にNATOは一歩も東にふみこまないと約束して
いたのですが、約束したはなからそれを破りズカズカと入り込みました。
ロシア連邦は当時息も絶え絶えといった状態で抵抗できませんでした。
とうぜん軍事同盟にとって緊張こそは莫大な予算を獲得するための元気の
でる薬です。組織防衛のためには。
今回ヤヌコビッチ合法政権に右翼民族派の先鋭的な集団をけしかけて
クーデターにもちこんだのは多分CIAあたりでしょう。
まあそれがかれらの仕事ですから。
その口からウクライナ憲法だの国際法だのいっぱしのセリフがでるの
ですから、まともなひとならロシア連邦に同情したくもなるでしょう。
でもわたしが同情したいのは世界の民主主義国と称する国々からまったく
その意志など忖度するべきでないとされているクリミアのひとたちです。
この民主主義国なるものはかつてパレスチナの人々が選挙で選んだ代表も
自分たちの好みではないとあっさり否定しました。
ですから
オバマ大統領も安倍総理と同じなのだろうか。制裁制裁と勇ましいが、解決策をどのように考えているのだろうか。解決策なしであると、米国民の批判がオバマ大統領に降りかかり、戦争せざるを得なくなれば最悪の事態です。シリアと同じ様に、プーチン大統領に解決策の下駄を預けたというのでしょうか。何か、安定感のない大統領であり、米国民から批判が集中するのも時間の問題か。米国民は賢く戦争は否定するでしょう、そうあってほしいのです。
オバマ大統領も安倍総理も力不足というのはあるでしょうね。オバマに関しては能力不足とはいいませんが、プーチンのように国を動かすだけの力がないことは否めないと思います。それがたとえ二人にとって人生を賭してやらなければいけないことでも、民意が得られないものであったとき、その結果が後々どうなるのかということは気になります。
バーナムの森を動かすとはどういうことか、プロスペロが最後に観客に判断を委ねたことがどういう意味を持つのか、そう考えたとき、二人の協力なくしてはできないことも、それだけで十分なのかという問題は慎重に考えなければいけないでしょうね。戦争は避けなければならない、でも不合理な感情論はどう対処するのか?よく考えてください。
僕は厳しい立場に置かれているので、まず自分を取り巻く環境をなんとか改善できないか、それしか今は考えられません。峠は越えたように思うので真剣に対処していきます。
ややこし過ぎて解らんですが、EU連合は解散しないのか?そして北は寒いと聞く。BRICsでは、中露は元・ルーブルでの商売。ドルは無視。これは過去、阿修羅記事にあった。そして、米国発、EU崩壊から、米国崩壊となる。中国の動きも気になる。加えて、インド。解らんですな・・。日本に眼を向ける以外にない。現在は。ノンオフィシャルカバード、マイケル・グリーン。この人物が日本を操っている。まるで、スパイ大作戦を思い出します。又、カレル・グアン・オルフレン氏は、オバマは力がない。と動画にあった。悪のイラリーが復活している。好き勝手する凶暴な女。この残党はいる筈なんだが・・。問題がデカ過ぎです。戦争する余力。資金。
背景にポーランドの領土的野望があります。
スラブ語の知識があれば、ウクライナ首相のヤツェニゥクは、ポーランド人であることが、すぐわかります。
アメリカは、ワルシャワ条約機構解体で、経済危機になったポーランドを、経済援助で、西側に引き込んだ。
今、阿修羅記事拝読。ロシア・米国債売りの記事あり。