• このエントリーをはてなブックマークに追加

younghopeさん のコメント

奥行きの深い論文であり、読みごたえがあります。特に大きな問題は、「候補者が金を追うのではなく、金が候補者を追う」という民主主義社会の大きな変質は、民主主義の基盤崩壊ととらえられるのではないか。
候補者が権益確保に奔走する時代でなく、お金持ちなるスポンサーが候補者を選択し、お金持ちの意に沿う政治を執行させるということである。極端にいえば、候補者は当選すれば、お金持ちの奴隷というか、ロボット化した人間にならざるを得ないということである。現実的には、ネオコンの支配下に於いて国内政治だけでなく、外交も行われかねないわけであり、権益確保のため、世界各国にデモから始まる混乱が戦争に拡大化している。米国の戦争は、必ず利権がからんでおり,逆に、利権が期待できないところには戦争が起きえないということでもあろうか。米国は民主主義国家というより、裏面的には、巨大資本による全体主義国家が形成されていると見るほうが的を射た言葉なのかもしれない。
No.3
129ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
?・29日付ワシントン・ポストは Is American democracy headed to extinction? の標題の論評を掲載した。主要論点を下記に紹介する。著者 Stein Ringen はオックスフォード大学名誉教授で“ Nation of Devils: Democratic Leadership and the Problem of Obedience.” の作者である。 *********************************** ・政府の機能不全の後ろに民主主義の衰退があるのか。 ・古代ギリシアにおいて、民主主義が瓦解するのにかかったのはわずか250年だ。ギリシアは人民が統治する政治形態を作り憲法が機能しアテネが栄えペルシアの挑戦を退け、指導的国家を形成し、建築、哲学、芸術の宝を生み出した。 ・しかし、特権と腐敗と管理の失敗が継続すると、光は消えた。 ・2000年後米国憲法
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。