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NakaBBさん のコメント

確かに言われてみれば、民主主義などというものはこの世には存在せず、いつの時代も強いものが弱いものを搾取してきたというのは本当のように思います。所詮、世界は弱肉強食の世界であり、どんなに形を変えようとそのルールは常に変わらないという気はします。時代が変わるときは今までの強者が滅びるときで、今までの強者の論理が通らなくなったときです。恐竜だと気温や酸素の低下、日本の戦国大名の胎動の前にはそれまでの秩序を焼き尽くす応仁の乱がありました。腐敗と停滞があったのです。
確かに現代の強者はお金持ちです。それもとびきりのお金持ちです。資本の力にひれ伏さないものは食えない世の中、でもなんとなく閉塞感というか停滞感が世界全体を覆っていっている気がします。グローバリゼーションといえばかっこいいですか、世界をモノトーンな色に染めるだけの退屈な世界です。「一つの意思が死ぬ、その回りにあるものがすべて死に絶える。後に残るものは数字で数えられるものだけだ。」と書いたのは村上春樹だったと記憶していますが、そんなモノトーンから抜け出す術を人々は探し始めるはずです。生き延びねば。
No.4
129ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  米国で今、民主主義が機能しているかの議論が盛んに行われているようである。国民全体のシステムではなく、富める者、金融界その利益を追求するシステムになってしまっているとの懸念である。下記は Has democracy had its day? by Mark Mazower 、 Prospect の主要点である。   ・約一世紀前、ウイルソン大統領は「世界を民主主義のために安全にする( “safe for democracy.” )」と言って第一次大戦に参加した。しかし民主主義が正確に何を意味するかには簡単な答えがない。自己管理型国家なのか、戦争屋のためのベイルなのか。スターリンは人民民主主義を言い、ナチは反議会主義的バージョンを持っていた。 ・ギリシアのバージョンもある。 ・米国の独立宣言や憲法に民主主義の言葉はない。植民地時代のアメリカでは民主主義にほとんど遭遇しない。 ・19
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。