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NakaBBさん のコメント

率直に言って、「棚上げ」ですべて解決という訳にもいかないことも事実でしょう。対立を避ける次善策かもしれませんが、具体的に領海の問題や資源開発の問題を話し合う必要は出てくると思います。重要なことは一方的に自国の利益ばかり主張しないことと、相互利益を図ることです。そして自分の主張ははっきり相手にわかる形で伝える必要があります。「棚上げ」で「あいまい」にすべてを解決ということはありません。どのように考え、どうしたいのか、自国の統一見解をまとめあげる必要があります。そして相手の主張もきちんと聞いてあげることです。多分、そうでなければこれからは一歩も前には進まないと思います。
 こうやって書いてみると当たり前のことなのに、そんな当たり前のことがどうして今までできなかったのだろうと逆に不思議です。存在しないという前提にたっているからそうなるわけで、それを具体的に自国の利益に活かしていこうという姿勢がなかったからだと思います。結局今までの意識が低すぎて、次の時代を担う存在にはなりえない意識だと言うことです。そしてそれをそこにとどめてしまっていたものがなんであるのかよく考える必要があろうかと思います。
 もちろん、これまで通りで構わないということでもいいですよ。それが選択の結果ならそうなのでしょう。結局すべて選ぶ側の問題だと僕は思います。
No.2
128ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
    橋本元中国大使が死去したと、外務省関係者から連絡があった。 1972年日中首脳会談に現場にいた田中角栄首相、大平外務大臣、橋本中国課長と日本側関係者がほぼなくなった。 「外務省員の仕事は結果で判断してもらえればよい。それに一々解説しない」という姿勢を貫き、日中国交回復交渉の実質的舞台回し役であったが、ほとんど話していない。昨年であろうか、 NHK に7時間にわたる取材をし、その後体調を崩したと言われているので、我々の知らない証言は NHK にあるかもしれない。 数少ない発言の中で、例外的に詳細に述べている部分がある。 日本政府は尖閣諸島の棚上げはないと言っているが実は存在する。 この部分を『小説外務省―尖閣問題の正体』に書いた。 ********************************** 西京寺はこの問題に何か決め手がないか調べ始めた。田中首相も大平外務大臣も、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。