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younghopeさん のコメント

外交の基本は、綜観的見方なのであろうが、知識に頼る外交、己の地位向上保持確保を前提とした外交を展開すると、上から命じられた外交だけを展開することになる。行政のトップが外交手腕に秀で、外交案件処理に格別な手腕が期待できるのであれば、一番効率的なあり方かもしれない。しかし、米国の表裏権力の裏面権力に追随し、しかも己の信条を何が何でも成し遂げるとなると、国の目指す方向が、米国のジャパンハンドラーの手に委ねられてしまう。具体的には、中国を敵国視し、安倍総理のナショナリズム原点「靖国神社参拝」が絡み合って、韓国、中国だけでなく、本来の米国のみならず多くの国から、非難されるのです。ジャパンハンドラーの怖いところは、日本人が米国従属から解放されたようなナショナリズムを鼓舞することによって、日本人の心をうまく利用することです。日本人の心の原点柔軟心「とらわれない心、こだわらない心、かたよらない心」を見つめなおしたいものです。米中が敵対しているのであれば、敵対しても構わないが、米中がお互いに敬意を払い友好的に外交展開しているとき、日本だけが、中国と敵対する理由が「尖閣」であれば、あまりにも馬鹿げた話です。「棚上げ論」を、「ないことにする」というような極端な見方がありますが、この本質は、般若心経の「色即是空,空即是色」であり、有り無しを超える、時空を超越した見方をするということである。自分勝手に自分本位の解釈をせず、今解決できないが、中国と一体になって処理していこうということではないか。先人の心ををこのように解釈しています。
No.2
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
4 月7日付日経新聞は「米国防長官が空母「遼寧」視察 中国、透明性アピール」の標題で下記を報じた。 「ヘーゲル米国防長官は7日、中国入りし、山東省青島の海軍基地で中国初の空母「遼寧」を視察した。空母視察は米側が求めたもので、外国要人の乗艦は初めて。中国側には視察受け入れで、双方の偶発的な衝突を避ける信頼醸成と透明性の確保をアピールする狙いがあるもようだ。 米側によるとヘーゲル氏の視察は約2時間。ロイター通信によると、空母の甲板、医療施設、居住区などを視察し、乗組員に話しかけるのも許された。」  同日付 BBC 報道で事実関係を補足する。 ・遼寧は1998年ウクライナより購入、当初カジノに利用すると言われたが10年位かけ修理。飛行機50機、ヘリコプターを搭載。 ・外国人として初めて空母視察。 ・米側の要請に基づく。透明性を固めることを目的。過去中国将官も米国空母を視察。 ・両国が軍事面でも協力
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。