4月7日付日経新聞は「米国防長官が空母「遼寧」視察 中国、透明性アピール」の標題で下記を報じた。
「ヘーゲル米国防長官は7日、中国入りし、山東省青島の海軍基地で中国初の空母「遼寧」を視察した。空母視察は米側が求めたもので、外国要人の乗艦は初めて。中国側には視察受け入れで、双方の偶発的な衝突を避ける信頼醸成と透明性の確保をアピールする狙いがあるもようだ。
米側によるとヘーゲル氏の視察は約2時間。ロイター通信によると、空母の甲板、医療施設、居住区などを視察し、乗組員に話しかけるのも許された。」
同日付BBC報道で事実関係を補足する。
・遼寧は1998年ウクライナより購入、当初カジノに利用すると言われたが10年位かけ修理。飛行機50機、ヘリコプターを搭載。
・外国人として初めて空母視察。
・米側の要請に基づく。透明性を固めることを目的。過去中国将官も米国空母を視察。
・両国が軍事面でも協力
コメント
コメントを書くそうですね。同感です。
新聞が勝手にニュースを取捨選択或いは重要なところを歪曲して書くとかして国を間違った方向に誘導しようとしているのが見えて私はとてもいやです。
エスニックは日本にないとか言いますけど私は間違った認識だと思います。沖縄琉球新聞の沖縄人、本土には産経人、読売人、朝日人、毎日人、日経人、とかいるわけです。因みに私は日刊ゲンダイ人です。
外交の基本は、綜観的見方なのであろうが、知識に頼る外交、己の地位向上保持確保を前提とした外交を展開すると、上から命じられた外交だけを展開することになる。行政のトップが外交手腕に秀で、外交案件処理に格別な手腕が期待できるのであれば、一番効率的なあり方かもしれない。しかし、米国の表裏権力の裏面権力に追随し、しかも己の信条を何が何でも成し遂げるとなると、国の目指す方向が、米国のジャパンハンドラーの手に委ねられてしまう。具体的には、中国を敵国視し、安倍総理のナショナリズム原点「靖国神社参拝」が絡み合って、韓国、中国だけでなく、本来の米国のみならず多くの国から、非難されるのです。ジャパンハンドラーの怖いところは、日本人が米国従属から解放されたようなナショナリズムを鼓舞することによって、日本人の心をうまく利用することです。日本人の心の原点柔軟心「とらわれない心、こだわらない心、かたよらない心」を見つめなおしたいものです。米中が敵対しているのであれば、敵対しても構わないが、米中がお互いに敬意を払い友好的に外交展開しているとき、日本だけが、中国と敵対する理由が「尖閣」であれば、あまりにも馬鹿げた話です。「棚上げ論」を、「ないことにする」というような極端な見方がありますが、この本質は、般若心経の「色即是空,空即是色」であり、有り無しを超える、時空を超越した見方をするということである。自分勝手に自分本位の解釈をせず、今解決できないが、中国と一体になって処理していこうということではないか。先人の心ををこのように解釈しています。
関係ありませんが、最近「CITY」という存在が気になり始めました。金融の中心はウォール街だと思っていましたけれど、実は今も昔も「CITY」であるという可能性はないですか?ロシアや中国に接近しているのも、アメリカ資本とうよりむしろ「CITY」で昔の植民地銀行HSBCなどもあり足がかりもあったということなのかもしれません。アメリカと中国がある程度対立する可能性はあるのかなと。ただ「CITY」はイギリスの属するものではありません。完全に治外法権でむしろ「CITY」がイングランド銀行とイギリスを所有しています。そして恐ろしいことにサブプライムに始める金融危機も「CITY」で引き起こされたようです。「CITY」恐るべし。ロスチャイルドだろうね。
米国の姿勢は一貫しているように思えるのですが・・・。
ロイターの記事です。
「中国の習副主席が米国防長官と会談、軍事関係強化の意向表明」
2012年 09月 19日 18:36
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE88I05520120919?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
「米中海軍がソマリア沖で合同演習、海賊対策で」
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE88I06420120919
2012年の段階で中国とは敵対しないと公に発信していると思うのですけどw
安倍さんの頭の中では正反対に見えているんでしょうね。
こんな記事も追加で
ハワイで米中が合同演習 駆逐艦など参加[09/07]
★:2013/09/07(土)
中国人民解放軍の誘導ミサイル駆逐艦やフリゲート艦など艦船3隻が6日、米ハワイ・オアフ島の
真珠湾に到着した。9日にホノルル沖で、米海軍と捜索や救難活動の合同演習を行う。AP通信が
伝えた。
6月にオバマ米大統領と中国の習近平国家主席が会談し、関係強化で一致したことを受けた動き。
まだ1年たたない前のことですよねw
日本のマスメディアのひどさは目に余りますね。
とくに最近は北朝鮮報道に目立ちます。
北朝鮮相手ならなにをどう報道しても許されるという感じです。
米韓合同軍事演習は「牽制」
一方、北はなにをしても「挑発」
「ミサイル実験」は「ミサイル発射」
「人工衛星打ちあげ」は「事実上のミサイル発射」
「延辺島砲撃戦」とよぶべきは「北朝鮮の延辺島砲撃」
韓国側のほうがずっとたくさん撃って損害も北が多かったとききますが。
全メディアがそろって、ある日突然「尖閣諸島」と「竹島」を
「沖縄県の尖閣諸島」と「島根県の竹島」とよびはじめる。
ロシアではジャーナリストが300人も殺されているそうですが、
日本ではひとりも殺されなくともこのザマです。
「日本ではジャーナリストが300人も殺されるようなことはありません。それほど日本のメディアは健全だということです!」-アベなら言いそうだ。
しかし、2006年だったか、りそな銀行の不正を追っていた朝日の記者が水死体で見つかったことがあった。
さすがにロシアほどではないにしろ、日本でも事と次第によっては権力側に命を狙われるのだろう。
直接の返信が送れましたが、孫崎さんの意見に同意です。曲解はよくありませんが、不安を駆り立てるような日本の報道も問題ですよね。意思表示さえしっかりしていれば、日本人はみな協力し合える民族だと思います。よろしく。