4月7日付日経新聞は「米国防長官が空母「遼寧」視察 中国、透明性アピール」の標題で下記を報じた。

「ヘーゲル米国防長官は7日、中国入りし、山東省青島の海軍基地で中国初の空母「遼寧」を視察した。空母視察は米側が求めたもので、外国要人の乗艦は初めて。中国側には視察受け入れで、双方の偶発的な衝突を避ける信頼醸成と透明性の確保をアピールする狙いがあるもようだ。

米側によるとヘーゲル氏の視察は約2時間。ロイター通信によると、空母の甲板、医療施設、居住区などを視察し、乗組員に話しかけるのも許された。」

 同日付BBC報道で事実関係を補足する。

・遼寧は1998年ウクライナより購入、当初カジノに利用すると言われたが10年位かけ修理。飛行機50機、ヘリコプターを搭載。

・外国人として初めて空母視察。

・米側の要請に基づく。透明性を固めることを目的。過去中国将官も米国空母を視察。

・両国が軍事面でも協力