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tako2008さん のコメント

次に中国の動きについて。

今回の中越紛争については、中国側が強引に石油採掘を強行した
ことが原因だということになっていますが、西沙諸島を含めた
南シナ海の採掘競争は、何年も前に始まっていることであり、
今になって騒ぐ必要はないはずなんです。

ベトナム側も、米国の国際石油資本であるエクソン・モビールと
提携し、南シナ海の採掘を勝手に進めてきました。過去には中国
もこれに抗議しています。南シナ海行動宣言を反故にする行動
であるからです。

さらには、前にも述べましたが、中国がベトナムと対立すること
は時期的にも動機的にもおかしく、疑問を持っているわけです。

中国は近年、ベトナムとの関係改善によるフィリピン孤立化戦略を
進めており、さらに事件が起こったのは米比合同演習の真っ只中で
あり、しかも、ASEAN首脳会談の直前なんですよ。

このタイミングで、ベトナムを怒らせる理由はなんなのですか。

今回の件は、フィリピンへの米軍回帰を好機と捉え、ベトナム側が
仕掛けた(強行姿勢に出た)と考える方が自然なんです。

おそらく米国は、領土問題を利用し、日本-フィリピンーベトナム
を繋ぐライン(第二列島戦線)を対中包囲網として構築しようと
進めています。東アジア版NATOを作りたいのでしょう。

ですが、この戦略はおそらく失敗します。

周辺国には、中国の経済発展の恩恵を受けたい国は多く、また、
将来、軍事力で米国と肩を並べるであろう中国を敵に回したい
国などはそうそうないからです。

米国がアジアから手を引けば、ベトナムやフィリピン、そして
日本も、いずれは中国との和解に転じるでしょう。

(・・・長いですが、続きます、すいません・・・)
No.6
128ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1;事実関係 安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。  全国の原発訴訟で住民側が勝訴したのは、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の設置許可を無効とした2003年1月の名古屋高裁金沢支部判決と、北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを命じた06年3月の金沢地裁判決(いずれも上級審で住民側の敗訴が確定)に続き3例目。  大飯3、4号機は昨年9月に定期検査のため運転を停止。関電は再稼働に向け原子力規制委員会に審査を申請し、新規制基準に基づく審査が続いている。  審理では、関電が想定した「基準地震動」(耐震設計の目安となる地震の揺れ)より大きい地震が発生する可能性や、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。