フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
今日、国際情勢、特に中東情勢の混乱の源はイスラエルにある。
パレスチナ問題でイスラエルは強硬姿勢を崩していない。
この中、イスラエルは常に中東諸国より軍事的優位に立つことを求めている。
イランが核兵器を持てば、イスラム社会に核兵器での報復の可能性を持たす故に、何としてもこの開発を止める。
パレスチナの支援はエジプト・ルートが途絶えていた中、イラク、シリアルートであったので、この地を混乱に陥らせ、供給を止める。多くのことはイスラエルの安全と深く関連している。
この中で米国は一貫して、イスラエルを支持してきた。
しばしば尻尾(イスラエル)が犬(米国)を動かすと言われてきた。
この点に関し、ユダヤ系の安全保障関係者が話してくれた点次の通り。
確かに米国世論で、イスラエル側につくか、パレスチナ側につくかと米国人に聞けば、圧倒的にイスラエル側につく
つい一か月前、中国の有力な経済学者がこれからの世界は購買力を持っている国がリーダシップを掌握すると断言しました。これは米国に対する中国の挑戦状だと考えています。
米国ではレーガン大統領がレーガノミックスを打ち出し、サプライサイドエコノミを高らかに宣言しました。その後の歴代大統領は例外なくサプライサイドエコノミを押し進めてきました。つまり、軍事サービス、兵器、農産物、USドルを世界に向けてしっかり売り込んでいけば、それだけで世界を支配することが出来ると信じたわけです。
しかし、そのような一方的なサプライサイドだけでは世界がうまく回転しないことが分かってきました。そのような政策はアフリカ、その他の諸国に貧困と混乱を起こしたのです。それだけでなく、米国はエネルギーの独占も狙っていました。その為に米国はイスラエルと共に中東制圧を試みてきましたが、ロシアがエネルギー生産面で世界に躍り出てきて、それまでの米国の中東政策は米国に益をもたらすどころか損害が目立つようになってきました。米国のイスラエル感が変わりそうだというのもこういうことの影響もあるのでしょうか。
今、米国に可能性として残っているのはドル体制の世界への拡大と維持だけです。その為には、中国とロシアをその体制に組み入れなくてはならない。米国は、あろうことか、話し合いではなく日本に尖閣騒動を起こさせ、東欧のネオナチにウクライナ騒動を起こさせ、挑発に出たのです。それは、周知の如く完全に裏目に出ました。中国とロシアが急接近し、今まででにない固い絆で結ばれました。この結果、ドル体制の維持も危うくなってきました。
孫崎先生が伝える米国の変化はそのような世界の臭いをも嗅いでいるからでしょうか。
ここで話を終えればいいのですが、口数の多い九州人の性癖からか、日本の今の外交に愚痴が出てしまいます。
上記のように見通しの暗い米国、恫喝、恐喝は序の口、他国に内乱まで引き起こす乱暴だけが目立つ米国、そんな米国にぴったりくっついて日本は何を得ようとするのか?さっぱり分かりません。強いてSPECULATEすれば、こんなことになるのではないか。
つまり、日本は米国に恐喝されている。日本はその結果中国と敵対関係に入ることを余儀なくされている。恐喝の内容は日本国債と円のダウンサイドリスクについてだ。米大統領がウオール街にちょっと囁けば日本の経済は崩壊する。勿論、これは米国の最終戦略だが、日本が崩壊すれば、米国も崩壊するから、別にくよくよせず堂々としていればいいが、日本の小エスタブリッシュメントを気取る坊ちゃんたちにはとても恐ろしいことなんでしょう。
そういうことがあると考えれば、今の不可解な状況は理解できる。それは政治の私物化そのものです。
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