younghopeさん のコメント
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1:事実関係
「労働時間の長さにかかわらず賃金が一定になる働き方を、厚生労働省が導入する方針を固めた。働き手が「残業代ゼロ」で長時間労働を強いられることを懸念し、厚労省は当初は慎重だったが、生産性向上に役立つとする産業界の要請を受け入れる。働き過ぎを助長する恐れがあり、反発が強まりそうだ。
厚労省は28日の産業競争力会議(議長=安倍晋三首相)に、働いた時間と関係なく、成果で賃金を決める仕組みを提案する。労働規制を所管する厚労省が導入方針を固め、6月末に改定される政府の成長戦略に盛り込まれることが確実だ。」( 5 月 28 日朝日新聞)
2;評価
今年のアカデミー受賞作は「それでも夜は明ける」である。
奴隷制度時代のアメリカを描いた。
綿花畑の黒人労働を描いた。所有者が一日の綿花摘み取り量を設定する。設定水準が高いからほとんどの者が達成できない。未達成者には鞭打ちだ。
「成果
人間を3分類していることです。一つは、数%の物事を企画、判断決定する経営者、二つ目は、地位、賃金で釣り、限りなく経営者に随順する中間管理者、専門職従事者、三つめは、単純労働者であり、従来の分類と異なることはない。
大きな相違点は、専門職から限りない創造性を時間に制約することなく、引き出したいということであろうか。ただ、創造的な研究者などは、十分な休息が必要であり、四六時中とらわれていては、逆効果になるリスクのほうが大きい。現実的に適用しても無理である。休む時には、勝手に頭が休んでしまいます。
したがって、適用される人は、集団的作業でなく、パソコンなど定型的作業など個人作業に限定されるのではないか。この種の仕事は、不安定な立場で、弱い立場の人が多い。使い捨て強化の方便になりかねない。
非正規で弱い立場の人がさらに弱い立場に置かれるということは、長い目で見ると、現在のフランスの状況がダブッテ見えます。移民でも、集団的に仕事をすることが困難な人でも、パソコンなら、対応できる人が多く出てくることが予想されます。私の見方は間違っているかもしれない。しかし皆で考えなければならない必須のテーマであり、孫崎さんに感謝です。現在の米国社会は、インド人のパソコン従事者に支えられていることは、現実的姿です。今、日本が、皇室を含め、インドとの経済的交流を深めようとしていることと、無関係ではないのではないか。
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