フレデイ タンさん のコメント
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2012年衆議院選挙での自民党公約では、 Action 4暮らしの再生・「消費税は全額社会保障に使います」と約束された。
消費税が8%に増額されて、社会保障のどこかが充実してきたか。
全くない。社会保障は年金であれ、医療であれ、従来よりも悪化している。
今、法人税削減の動きが活発である。
2日朝日新聞は次の報道を行っている。
「 安倍晋三首相は2日、法人減税について、「今月中に改革の方向性を決定する」と述べ、税率引き下げに慎重な自民党税制調査会を牽制した。都内での講演で語った。法人減税については、税率引き下げに積極的な安倍官邸と、慎重な姿勢を崩さない自民党税調の溝が埋まらずにいる。首相は「法人税を国際相場に照らして、競争的なものにする」と、法人減税への意欲を改めて示した。
首相は、1月にスイスであった世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)後の取り組みをアピールし
日銀の新次元金融政策はあのクルーグマンの金融政策を実行したものですが、結果ははかばかしくない。クルーグマンも日銀の責任者も日本が日本独特のハイブリッドバブルという慢性疾患にかかっていることを認識していなかったことに原因があります。何をやっても金利が上がる方向にしか日本の経済は動かない。金融政策が駄目なら財政政策も駄目。このような状況下、ウオール街がちょっと仕掛ければ、円の信用は崩壊する。円が暴落すればドル体制は崩壊する。その事情が分かっているのでウオール街は自粛している。日本の経済はそのような薄氷の上に乗っている。
だから、日本は大砲にもバターにもびた一文出せない。こんな時、世界最大の経済の一つを誇る中国と敵対するのは日本の愚かさを世界に示すようなもの。孫崎先生が指摘なさるように「国家全体の視点が全くない」ことは明白です。日本が何か米国の利益に合わない不都合なことをしでかそうとすれば、しかも日本が頑固だと、IMFが乗り込んで来るのは間違いない。それは円の暴落から始まるでしょう。震源地はニューヨークでなく上海かも知れない。日本はやんちゃやってる場合ではないんです。
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