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イワンアサノヴィッチさん のコメント

以前、大手のF通の工場勤務の社員でした。工場ではベルトコンベアー方式の生産が出来ない工程がありました。そこでは「指定時間制度」があり、標準作業時間が予め提示され、各工員は遅れを執ってはならじと黙々と作業に励む訳です。作業日報に仕上げた数と標準労働時間と自身の成果を報告させられます。もちろん工場長や組長のチェックがありますから虚偽報告は出来ません。それは直ぐにボーナス査定に反映されます。殆どの工員は標準時間に届かず、60~90%の達成率でした。それもその筈です。標準作業時間は20年以上勤務のベテラン工員の作業時間がそのまま「指定時間」に設定されていたからです。
目の前にニンジンをぶら下げ且つ後ろから鞭打つ、飽くなき資本の収奪そのものでした。ユニオンシップ制度の労働組合はもちろん「御用組合」だから、そんな会社の強奪を告発出来る環境には全くありませんでした。否むしろ黙っていなければ、職場選出執行委員にもなれず、労組執行委員の未経験者は係長にもなれないという仕組みがありました。
まさに、孫崎さん仰る通り「綿花畑の黒人奴隷」然とした労働実態でした。
No.3
127ヶ月前
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働いた対価に賃金を払う、それは近代社会の鉄則だ。  労働時間を短縮する、それも米国を除く多くの西側社会のすう勢だ。残業は現在でも日本は英、仏、ドイツ , スウェーデンより多い。  この原則を外そうとする人々は何を考えているのか。企業利潤だけを考える。 安倍首相は最初1000万円以上を対象とするとしているが、早くもその枠を下げる可能性に言及し始めた。 もはや広い意味の「国民のために政治をする」という根本的考えの否定だ。  政治の場に選択肢がないのではない。先ず自民党政権を排除する、それが国民に求められることではないか。  16日共同 「安倍晋三首相は16日の衆院決算行政監視委員会で、残業代支払いなどの労働時間規制の適用を除外する「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入に重ねて意欲を示すとともに、対象者の年収要件を、検討中の「少なくとも1千万円以上」から将来的に引き下げる
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。