フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
8 月 4 日付時事通信は次の報道を行った。
「自民党の石破茂幹事長は 4 日、神戸市で講演し、原発政策について「世界で一番厳しい基準をクリアした原発は、その地域の方々が納得することを条件に再稼働していかないと、この国の未来はない」と述べた。理由として火力発電用の燃料輸入増による貿易赤字拡大を挙げたほか、「これ以上電気料金が上がると、経営が立ち行かない中小零細企業がたくさんあるはずだ」とも指摘した。」
今後も、こうした主張が行われると思われるので、この詭弁の問題点を見てみたい。
1:「世界で一番厳しい基準をクリアした原発」について
原発の最大の危険要因は地震である。
このブログなどでしばしば述べてきたとおり、2005年2月23日、石橋克彦神戸大学教授が衆議院予算委員会公聴会で次のように述べた。
「アメリカでは地震現象というのは、地震というのは原子力発電所にとって一番恐ろしい外的要因で
A。貿易拡大赤字の犯人を今の核抜き発電体制に求める愚かさです。米国有力研究機関ロッキマウンテンは2050年の米国のエネルギー供給は太陽と風で殆どまかなわれる。石炭、重油、核はほぼゼロになると見通してます。地震のない膨大な土地がありながら核は経済的でないと結論が出ているのです。私は日本にとってもロッキマウンテンの見通しが正解だと信じるものです。ここで問題なのは石破氏が発電体制のダイナミズムに気が付かない愚か者か、気が付いていても無視する悪人なのか、どちらかであろうということです。
B.「料金が上がる」と硬直的に考えるのも、やはり愚か者か悪人なのかどちらかでしょう。
C.私が本当に許せないことは電力会社も政府も事故の責任はおろか経営の責任も取らない日本独特の悪性、業みたいなものです。事故起こした反省もなくそれが厳然として今もあるということです。具合悪いことが起きると全部国民の負担にする軽さがここにあるということです。こういう社会には必ずモラルハザードが今後も何度も起こる。最も格好の例は福一。利益の為に安全費用をけちった。このことが許せない。
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