tako2008さん のコメント
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軍人で日本を負けると予言した人はいなかったのでしょうか。問題多い人ですが、石原莞爾は「負けますな」と述べています。
軍人で特異な立場に立っていたのが石原莞爾です。「帝国陸軍の異端児」の渾名のあった人です
真珠湾攻撃への道は様々な出来事が積み重なってできてきますが、その重大な節目が 1931 年の柳条湖事件です。
満州の奉天(現在の瀋陽市)近郊の柳条湖付近で、日本の所有する南満州鉄道(満鉄)の線路が爆破された事件です。関東軍はこれを中国軍による犯行と発表し、満州における軍事展開およびその占領の口実として利用しました。これを実行したのが日本軍で首謀者は、関東軍高級参謀板垣征四郎大佐と関東軍作戦主任参謀石原莞爾中佐というのが有力です。
ところが、石原莞爾は真珠湾攻撃の直前、東條英機等の政策を厳しく非難しています。
石原莞爾と仙台幼年学校、陸軍士官学校、陸大で同期だった横山臣平
なぜこれほど御年配の層に見識の優れた方々がいるにもかかわらず、
この国は進路を誤ろうとしているのでしょうか・・。
個人的な偏見かもしれませんが、「戦後生まれ」と「戦前生まれ」では、
「戦争」に対する意識にかなりの差があるように感じます。
ちなみに、私の親父(60代・戦後生まれ)は、安倍首相の大ファンで、
米国信奉の傾向があります。最近はそうでもないのかもしませんが。
やはり、日本を米国のような国にしたいようです。
これに対し、私の祖父(90代・戦前生まれ)は、実際に太平洋戦争に
行った経験からか、戦争(過去も現在も)を美化することはしません。
日本は平和憲法を守るべきだと言います。
「孫世代」の私は、どちらの主張にも一理あると思っています。
ただ、祖父の影響から、ネトウヨ化することは避けられました。
私自身は9条改憲論者ですが、集団的自衛権には大反対です。
米国の先兵となり、無関係な戦争に巻き込まれて国民を死なせるより、
まずは「知恵」によって、敵を減らす戦略を採るべきだと思います。
だからこそ、孫崎先生を応援しているわけですが。
よく右派陣営からは、「日本が平和憲法を改正し、核武装しないのは、
戦争恐怖症だから、原爆恐怖症だから」という言葉を耳にしますが、
それは少し違うし、そんなに単純な話しだろうか、と思うのです。
祖父世代(戦前生まれ世代)の方々が反対する理由には、
表面には見えにくい、もっと深い意図が隠されているかもしれない。
一般に、仕事をしていて、「技術面」や「実務面」では若い人の方が
優れていることが多いのですが、会社経営等に必要な「全体を読む力」
や「先を見通す力」などは、御年配の方々の方が優れていることが多い
と感じます。あくまで個人的な偏見ですが。
個人差はあれど、皆さん、人生の「見識」に基づく、しっかりとした
「哲学」のような物を持っておられる。
(・・・続きます・・・)
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