フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
村田光平氏は元駐スイス大使である。
スイスはチェルノブイリ原発事故をみて、被害の危険性から脱原発を決定した。村田氏はこの事実を学び、日本社会もスイスの経験から得られることがあるのでないかと発信した。これが当時の閣僚の反発をかい、公的な叱責をうけた。
退官後も精力的に脱原発発言を行っている。2つ紹介する。
(1)マスコミの責務について「所感」平成26年5月23日 村田光平
避難計画の策定の要請は 100% の安全が保証されないことを立証するものです(確実に安全ならば、そもそも避難計画自体必要ありません)。
「エネルギー基本計画」に記された「国は前面に立って原発再稼働を進めていくが、原子力災害対策は地方自治体の責任」 は国の無責任を立証するものです(自治体のみで責任の取りようがない大事故の発生は、フクシマ以来もはや想定内です)。
福島の教訓はどうなったのでしょう
1985年のノーベル賞を貰ったヘレン・カルデイコット博士は次のコメントを最近出した。
1、東電は氷の壁を造って汚染水が海に流れ込むのを防ごうと試みているが、馬鹿げた考えだ。今後少なくとも100年は続くのに電気代だけ考えても正しい策とは言えない。
2、東電はチェルノブイリを克服したロシアか米国の会社ベクテルのどちらかに指導を乞うべきなのに何故かしない。不思議だ。
3、東電は日に300~400トンの汚染水を太平洋に棄てている。しかし、東電は深刻な脅威とはならない範囲だと豪語している。放射能が水で薄まるとでも考えているようだ。しかし、それは間違い。生態系に濃縮されていくと考えるべきだ。濃縮される脅威に取り組むべきなのだ。
私は努めて東電の廃炉記者会見を見ている。廃炉費が国民が負担することになったせいか、
イ。のんびり、悠長。緊迫感なし。
ロ。報告内容に隠し事が多すぎる。
という感じを抱いています。本来は国民に向かって逆の対応にならねばならのにそうなっていません。
責任不在が一般化した国で再稼働なんて通常の神経であれば恥ずかしくって言いだせないと思いますね。
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