フレデイ タンさん のコメント
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ジョセフ・ナイ元米国防次官補は冷戦後の日米関係を作った中心人物である。
2010年、鳩山政権で、普天間基地の辺野古移転問題が揺れていた時、「辺野古への移転で日米関係を壊すことは止めるべきだ」との主張を行い、必ずしも辺野古移転強硬突破論者ではない。
その彼が沖縄基地関係で論評を掲げ、 2014 年琉球新報は 9 月 1 日 は「“在沖基地は脆弱” ナイ氏寄稿 日米同盟再考求める」を報じた。
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米民主党系の対日政策に強い影響力を持つジョセフ・ナイ元米国防次官補がこのほど米ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に寄稿し、「多くの日本人は日米同盟の非対称性に憤りを抱いており、特に沖縄の基地負担に対する怒りもある」と指摘した。ナイ氏は「中国のミサイル技術が発展し、沖縄の米軍基地は脆弱になった」とも指摘。沖縄に米軍を集中させる理由として
対中国戦略については米国リアリストの見解の中に「米国に残された戦略は中国の大陸間弾道ミサイルの発射施設を全部瞬時に核先制攻撃で破壊することです。既に能力はある。但し、攻撃が成功しても現政府を転覆させることは出来ない。その副産物として日本が地球上から物理的に消滅する」というものがあります。
又、日本人と米国人との間に中国認識で違いがあります。特に米国リアリストは中国との苦い戦争体験がありますので、中国の強さを軽視しません。逆に日本は考えもなく軽視どころか蔑視しています。実は米国は朝鮮半島で中国軍に敗北しているんです。米国は八方手を尽くして休戦協定まで持ち込み体面を保ったのです。米国も日本も報道管制していたので我々には分からなかったんです。
私は日本の対中戦略を考える場合、米国リアリストの認識を採用します。そういう状況から、中国が日本に軍事的に先制的に迫って来ることはないと楽観してます。中国は「独裁」という内政上の爆弾を抱えております。安倍政権が独裁を強め中国を更に挑発すれば、中国の権力体制が盤石になるだけです。中国が日本を軍事的に叩くことがあるとすれば、米国の承認を得てからでしょう。統制された独裁に人民が弱いということは今の日本を見ればよくわかります。又、米国以上にリアリストの中国が人民の不満のはけ口として日本攻撃を使うなんてこともあり得ません。
私の結論:中国は日本の脅威でない。沖縄の基地は百害あって一利なし。
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