m.m.さん のコメント
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朝日新聞の過去の報道に誤りがあったことは間違いない事実である。
ただ、現在の朝日新聞攻撃は極めて異常である。「単に過去の報道に問題があった、それに対する反省を求める」という以上の動きだ。
9月25日マイケル・ペンはアルジャジーラ紙で、「日本の主要リベラル紙に脅迫のキャンペーンが始まった」と題する論評を掲載した。
アルジャジーラ紙というのが皮肉である。
アラブ社会において、新聞テレビの報道は検閲が厳しく、単なる政府広報で事実からほど遠い。その中、アルジャジーラ紙は政府の報じない記事、論評を行うという事で注目され、中東で高い評価を受けている。
そのアルジャジーラ紙に「日本の主要リベラル紙に脅迫のキャンペーンが始まった」との論評が出た。つまり、中東諸国と同じく、本国では禁じられている論評がアルジャジーラ紙に出たのだ。
このこと自体、既に警告を含んでいる。
今の段階
それが、極右政権に迎合して、朝日を袋だたきにしていることこそ、ジャーナリズムにあるまじき行為ではないか。
慰安婦問題について、訂正が遅きに失したことは事実だが、現在の社長や幹部社員たちは、当時はその職に就いていなかったはずである。過去の過ちの責任について、現在の幹部を追求することにどんな意味があるだろう。
吉田調書に関して、「誤報」とされる部分は、問題の核心ではなく、枝葉末節に過ぎない。それより政府が隠しておきたかった「吉田調書の存在」を、世に知らしめた功績を評価すべきではないか。
時間との競争で仕事をしているマスコミにとって、ある程度「誤報」を犯すことはやむを得ないのではないか。朝日バッシングをしている各社は、絶対に誤報がないのだろうか。根拠もないのに、他国の元首のスキャンダルを全国紙に書くことは絶対にないのだろう。
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