• このエントリーをはてなブックマークに追加

NakaBBさん のコメント

基本的に人は自由であり、君を縛るものは何も存在しない。ただ生きるために守らなければならないいくつかの事柄があったり、自分の信念からどうしてもできないことがあったりする。それはその人間の選択ということになる。日本が生き延びるために、沖縄を犠牲にするというのは一つの選択だが、それ以外の選択がなかったのか、それがベストな選択だったかという問いには疑問が残る。生きるために乞食をするのは一つの選択で、それ以外生きる術がなかったのか、それがベストな選択だったのかという問いと同じことだ。日本書紀は明らかに権力の影響を受けていて、それは対外的な正式な書物であることにも由来する。鎌足の暗殺劇では蘇我氏は必要以上に悪者にされているし、聖徳太子は仏教普及のために必要以上に美化されている。歴史とはいつも真実と虚構の間にある物語だ。ただものの見方には深さというものがある。二つのものの見方が対立したときにはどちらか強いものが生き残る。死んでしまえばそこであなたの物語はそこで終わる。終わっていないのならあなたはまだ夢を見る。もう一つのものの見方がそれを夢という名を与える。けれど殺しきれないからこそ夢を見る。そしてもう一つの君を追いつめていくだろう。そのためには夢と呼ばれる「それ」は現実の力を持たなければならない。
No.6
121ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
9月9日に「昭和天皇実録」が公開された。 全部で61巻、ページ数はおよそ1万2000頁にのぼっているという。現在は宮内庁で公開していると言うので、一般の人はわざわざ出かけることはまずないであろう。 従って、「記載されてない部分」が本当に記載されていないか、自らチェックした訳ではない。「テレビ愛知」で10月4日昭和史の真実をパネル・ヂスカッションし、その時、担当者にどのように記載されているか尋ね、記載されていないと聞いたものである。従って、最低、「実録でどのように記載されているか特に注目される点」と考えてもらっていい。 次は私の『戦後史の正体』での記載部分です。次の記述は「昭和天皇実録」には出ていなくて、私の『戦後史の正体』に記載されているとすれば、それだけで、この本の価値があるというものですと自負してます。 *******************************
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。