ちょこ太郎さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
11月1日宇都宮で「集団的自衛権に断固反対する県民集会」で講演を行った。推薦をしてくれたのは。福田昭夫民主党衆議院議員である。
帰りに議員の『日本の未来を立て直す―市場原理主義による超格差社会からの脱却』(を戴いた。
この中から、スティグリッツ(米国、ノーベル経済学賞受賞)の『世界の99%を貧困にする経済』とパリ経済大学教授のトマ・ピケティ『21世紀の資本論』の部分を引用する。
・スティグリッツの『世界の99%を貧困にする経済』
(日本の読者への中で)現時点で日本における不平等はアメリカと比較すれば著しく低い水準にあるが、不平等が右肩上がりで拡大している点では、日米に差はない。
果して、日本が第2次大戦前の悲惨な状況に逆戻りすることはないと言い切れるだろうか。(中略)
政府債務と高齢化の問題は、アメリカより日本の方が深刻であり、日本の経済成長はアメリカよ
36歳でシカゴ大学の教授となり、当時同僚であった新自由主義のフリードマンと熱い論争をし、ベトナム戦争を批判して東大に戻ってきちゃった方です。
2014年10月31日 歴史・人物 タグ: クローズアップ現代, 宇沢弘文(うざわひろふみ), 教育問題, 貧困問題
「国富が大きくなること」 と 「国民が豊かになること」 は違う/NHK・クローズアップ現代 「経済学者・宇沢弘文(うざわひろふみ) ~格差・貧困への処方箋~」
先月(※2014年9月)、86歳で亡くなった経済学者・宇沢弘文さん。
ノーベル経済学賞の候補とも目された国際的な経済学者だが、「経済学だけでは人間は幸せにならない」と効率優先の現代社会を批判、シカゴ大時代には新自由主義のフリードマンらと論戦を繰り広げた。
帰国後は、環境や教育など経済原則だけで計れない「社会的共通資本」の概念を提唱、公害問題や教育問題など幅広い分野に大きな足跡を残した。
http://www.at-douga.com/?p=12271
ご存命だった頃の映像
自由貿易を考えるシリーズ2
TPPは「社会的共通資本」を破壊する
宇沢弘文氏(東京大学名誉教授).マル激トーク・オン・ディマンド 第515回(2011年2月26日)
TPPを「第三の開国」と位置づける菅首相について宇沢氏は、「一国の総理として考えられないこと」と酷評する。それは宇沢氏が、第一の開国を、治外法権を認め関税自主権を放棄し、最恵国待遇をアメリカに与えたことでその後の日本を長きにわたって苦しめた日米修好通商条約の締結を、第二の開国を、敗戦からの経済復興のかたわらで、日米安保体制を通じて日本が「アメリカの僕」と化していく過程を指すと考えるからだ。
激動の20世紀を生き、人間の心や自然環境に価値を見出す経済学によって社会問題を分析してきた宇沢氏に、自由貿易の問題点を神保哲生・宮台真司が聞いた。
http://www.videonews.com/marugeki-talk/515/
素晴らしい内容です
期間限定で無料公開されていますので是非ご覧になってください。
特に金儲けの対象としてはならないものとしての「社会的共通資本」の考え方が素晴らしいと思います。
「社会的共通資本とは、ゆたかな経済・すぐれた文化・人間的な魅力のある社会を持続的に維持する
山、川、森林などの自然環境や、道路や鉄道など社会的なインフラ、教育や医療、ジャーナリズム
などの制度資本を指す。これまで経済学に組み込まれてこなかった自然や社会環境の価値を、共通財産として位置付ける考え方。」
今の合衆国の状態を見ると「社会的共通資本」が聖域として守られていたなら大分違ったのではないかと思われます。
TPPで破壊される前に踏みとどまって欲しいものです。
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