oldjapさん のコメント
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10日日中首脳会談が持たれた。二年半ぶりである。期待も高かった。
米国の著名人二人がツイッターしている。
クローニン( Patrick Cronin )は保守系の論客である。日中首脳会談について、「結局冷たい握手」と書いた。
ハース外交評議会会長は「暖かさの欠如 lack of warmth 」と表現した。
11日読売新聞の社説には「首相と握手した際の習主席の表情は硬いままだった」の記述がある。
同じく11日の朝日新聞天声人語は、「 「霜を履(ふ)んで堅氷至る」のことわざは中国古典から来た。霜が降りるという前兆があり、やがて氷が硬く張る。日中の関係も、尖閣諸島や歴史認識といった「霜」を踏んで、堅氷の中に凍(い)てついている。首脳会談前、安倍晋三首相と握手する中国の習近平国家主席の表情も、氷像を思わせた。ようやくのトップ同士の顔合わせである。だが習氏の目も口も頰も、国内向けか
米国が日中に期待するのは別に仲良くなることではなく、hot warを始めないことだけである。米国は日米条約のために日中の戦争に引きずり込まれることだけは避けたいというだけ。価値観の点では、米中が同一の価値観を持つなんて馬鹿なことは考えられず、当然、日米の方が近い。米国は市場や下請工場として中国を利用したいだけであり、正面衝突を避けたいだけであり、中国を政治的社会的不安定性を抱えた国家と見ており、異質な存在であり、今後競争相手となる国家という点で、気を許す相手ではない。日本は既に完全に米国とほぼ同質な国家として育て終わった国家であり、完全に牙をぬいた (defanged) 国家であり、米国の陣営に属するものとして、米国に常に従う国家として、気を許している対象である。
安倍氏は一体、何を考えているのか、不明。もしかすると本気で再軍備なんて馬鹿なことを考えていないだろうね。なにしろ、吉田松陰なんていう跳ね上がり者を生んだ、長州の出だからわからないね。まあ、首脳外交を展開しているということで満足していてくれればよいが。国民は久しぶりに日本の首相が世界の舞台に出て、テニスの選手の活躍ぐらいには喜んでいるから。でも、日本の実力を充分心得ていて、あんまり、スタンドプレーでひっくり返って恥をかかないようにお願い。
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