10日日中首脳会談が持たれた。二年半ぶりである。期待も高かった。

米国の著名人二人がツイッターしている。

クローニン(Patrick Cronin)は保守系の論客である。日中首脳会談について、「結局冷たい握手」と書いた。

ハース外交評議会会長は「暖かさの欠如lack of warmth」と表現した。

11日読売新聞の社説には「首相と握手した際の習主席の表情は硬いままだった」の記述がある。

同じく11日の朝日新聞天声人語は、「 「霜を履(ふ)んで堅氷至る」のことわざは中国古典から来た。霜が降りるという前兆があり、やがて氷が硬く張る。日中の関係も、尖閣諸島や歴史認識といった「霜」を踏んで、堅氷の中に凍(い)てついている。首脳会談前、安倍晋三首相と握手する中国の習近平国家主席の表情も、氷像を思わせた。ようやくのトップ同士の顔合わせである。だが習氏の目も口も頰も、国内向けか