oldjapさん のコメント
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最近、ある場所で自民党議員が、内輪の会合で嘆いて見せた。
「妻からも母からも何故総選挙するのかと非難されています」
当然だ。消費税を上げるのに民意を問う。余りに馬鹿げたことだ。国民が反対するにきまっているではないか。
多分、この議員は自分の妻にも母にも何故解散しなければならないか説明できないであろう。
そこにあるのは、ただ安倍首相の驕り。
「自民党に入れるしかないであろう」
確かにその通りだ。
今や、責任ある政党は、「国民が何を考えているか。それを基礎に政策を作ろう」という意識は全くない。
私はそれを沖縄選挙に見た。
沖縄の県民は普天間米軍基地の辺野古移転に圧倒的に反対である。そして翁長氏が圧倒的多数で勝利した。しかし、勝利の輪に自民党もなければ民主党も公明党もない。
それが同じだ。消費税増税絶対反対の中に自民党もなければ民主党も公明党もない。
これが今の日本である。
「普天間がイヤなら辺野古にしろ」と言うのではなく、論理的にそう理解せざるを得ないということです。日本が戦争に負けた結果、米軍の占領に同期して1945年に普天間基地の建設が着工され、それ以後、日本は米国から基地を返還されていないのです。それ以後、日本の復興は米国の被護の下に行われた結果、日米の力関係は、米国が日本に比べて圧倒的に強いまま現在に至っており、沖縄自体は日本に返還されたものの、沖縄の米軍基地は基本的に日本に返還されていないのです。なぜか。それは日本が国家としてその存在を米国に依存せざるを得ないからである。すなわち、give and takeの関係にあり、一部の政治家、例えば鳩山由紀夫の考えるような二本の足でしっかりと大地に立った国ではないからです。しっかりと大地に立てばよいのに、と思う人も少なくなかろうが、現実はそんなに甘くない。たとえば、米国から日本が仮に離反した場合、日本はまた米国と対峙できるだけの軍備を持つことはできるか。もちろんできません。軍事技術と軍事費の両面で実現性はゼロです。現実は世界中に米国しか日本が頼るべき国はないのです。それが第二次大戦を戦い、破れた日本のとりあえずの宿命です。今後、世界の勢力地図が変わり、米国がリーダーでない時代、たとえば中国がリーダーになる時代が来るかもしれません。もしそうなったら、今の対米依存より日本にとって良い時代となるでしょうか。ならないでしょう。
沖縄が仮に中国がアジアを支配するようになったら、今よりもっと悪くなるでしょう。そんな時代に早くなってほしいのでしょうか、沖縄人は。
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