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のぶたろうさん のコメント

竹島にも「棚上げ合意」の密約があったとは知らなかった。そもそも何故国家間でこの様な「密約」等と言うものが存在するのか?尖閣問題もそうであるが、国交正常化等の共通利益の障害となる対立を避け互いの国民感情を刺激しない為、隠密裏に事を運ぶ妥協の産物だろうが、日本の対韓、対中外交には常に「相互不信」が存在し、領土問題等が出る度にその様な「密約」を巡って見解の相違や立場の違いによる対立が絶えない。その様な中で韓国の総合雑誌『月刊中央』の客観的な報道は評価できる。

先の日中関係改善に向けた4項目の合意事項にしても、早速岸田外務大臣の「領土問題存在せず」など日本側の解釈に関する国会答弁に対して中国側から「合意を踏みにじる挑発行為」との批判が出ている。一方日本側も中国側が事前に相談なしに一方的に合意の英訳を発表した事に抗議している(但し日本外務省のHPでも英訳有り)。外交の素人でさえ二国間で合意事項を作成する際には文言解釈の統一などは初歩的な事項だと思う、民間企業でさえ英語圏以外の国の企業との契約等は両国語とともに客観的に英語でも作成され疑義が生じた際の紛争仲裁は第三国の裁判所に委ねる事が多いが、何故外交当局者はその様な配慮をしないのか。また日本では政府の一方的見解以外の報道は抹殺するような雰囲気がある事は大問題である。「解決しないことをもって解決とする」とは互いその様な合意を尊重し、勝手な自国に都合の良い一方的解釈をして国民感情に迎合したり、相手に挑発行為と看做される様な言動を避けると言う事だろう。
No.6
120ヶ月前
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1:平成十九年三月二十六日鈴木宗男氏より、質問主意書が提出された。 竹島密約に関する質問主意書提出  一 二〇〇七年三月二十日付産経新聞が、「『竹島棚上げ合意』 国交正常化前 〝密約〟存在 韓国誌が紹介」という見出しで、    「日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)に関し、両国はお互い領有権の主張を認め合い、お互いの反論には異議を唱えないとの〝密約〟があった-と、十九日発売の韓国の総合雑誌『月刊中央』(中央日報社発行)四月号が伝えた。また〝密約〟では、韓国は『独島』での駐屯警備隊の増強や新しい施設の増築はしないとなっていたが、韓国側はその後、この約束を守らなかったとしている。    竹島問題について日韓双方は、国交正常化(一九六五年)の交渉過程で領有権を棚上げすることで合意していることは、日本では知られている。これは韓国側も日本の領有権主張を一応、了解していたことを意味する
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。