フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
湯川さんが殺害されたとのニュースが報じられている。
今回、人質が殺害されたとすれば、安倍首相の責任は極めて大きい。殺害は安倍首相の言動に深くかかわっている。
第一に彼の中東での演説である。
テロ側が2億ドルを要求したが、その額は安倍首相がイスラム国と戦うために周辺国に提供するとした額と同じである。
安倍首相はどのような発言をしたのか。
「イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、 ISIL がもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発、インフラ整備を含め、 ISIL と闘う周辺各国に、総額で 2 億ドル程度、支援をお約束します。
イラクでは、全党派を含む、国民融和内閣による安定的な統治が絶対に必要です。日本は、そのための努力を支援し続けます。地域から暴力の芽を摘むには、たとえ時間がかかっても、民生を安定させ、中間層を育てる以外、
イスラエルと連帯するという安倍首相の態度表明は国民の大半には寝耳に水でしょう。大きなダムの大規模な予告なしの放流と全く同じです。
それはさておき、ISISはひどい。しかし、この前身は米英イスラエルサウジ等がパレステイナを支援するシリアを転覆させるために創ったテロリスト集団ですよ。両者は水面下のどこかでつながっていると考えたほうが正しいと思います。そのテロリスト集団と無関係ではない米英は自分らを正義の白馬の騎士みたいに西側メデイアを使って宣伝にこれ努めているが、その国際行動はISISのひどさをはるかに上回るテロ国家と言えるんじゃないでしょうか。英米はそういう指摘に対しては「REAL POLITICS」という言葉を当てはめて涼しい顔をしますが。
日本では報道されてませんが、昨年末国連は重要な会議を二つ行いました。一つはナチズム、ネオナチズム、人種差別、人種的区別、外国人嫌悪等を賛美する国家行動を非難する動議です。動議は115カ国が賛成し採択されました。驚くことに民主主義を高々と掲げる米国が恥ずかしげもなく強く反対したんです。カナダとウクライナが追随しました。
もう一つは、「イスラエルは1967年以降侵略して奪取した領土をパレステイナに還すべき」という動議が出され多数が賛成した。が、たった二国、米国とオーストラリアが反対したんです。そういう状況の中で安倍首相は敢えて世界で孤立し衰亡しつつある米国とポチ国家群に参入することを選んだんですね。
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