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tako2008さん のコメント

南シナ海問題における、ASEANの態度についても、
一方的で間違った認識ばかりがまかり通っている。

ベトナムは中国の「領海宣言」を認め一度は西沙・南沙を放棄した上、
南沙諸島の大部分を占拠し実行支配している。
ベトナムが中国を非難してもまったく説得力がない。

フィリピンはどうか。

座礁した軍艦を埋め立てて拠点を作ってみたり、これを撤去すると約束
しておきながらいつまでも撤去しなかったり。

ベトナムとフィリピンも中国同様、領有権主張の根拠はほどんどない。

南シナ海問題の本質は何か、というと、これは米中の覇権争いであり、
この構図は60年前からずっと変わっていない。

中国の埋め立て(飛行場建設)は、フィリピン米軍回帰への対抗措置。

米国の軍事関係者も指摘しているように、中国にとっては「万里の長城」
であり、蛮族(米軍)の進入を防ぐための防衛的なものなわけです。

中国は、近海に米国の空母がうろつくことを不快に思っているし、また
南シナ海に、核ミサイル搭載の潜水艦を隠されることをもっとも懸念
している。

ASEAN諸国は、そういった実情を知っているはずなのです。
だから、一方的に中国だけを非難するといことをしないわけです。

彼らは経済的利益が目当てだから、もちろんそれもありますが、
それだけではない理由もあるわけです。

そこを見誤ってはいけない。
でないと、また判断を誤り「想定外だ」ということになる。

原発事故も想定外、国際情勢も想定外・・。

本当にこの国は大丈夫なのだろうか・・。
No.12
116ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。