matzとしさん のコメント
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今、日本の大学では、専門性を重視する。一般教養は即戦力がないとして遠ざけられる。
しかし、現代は極めてめまぐるしく変化している。ある時期の「即戦力」は数年で消える可能性がある。必要なのは、人間、人間社会の理解である。この分野の理解があって、今の社会に何が不足かが問われ、変化をする。その意味では、どの時代よりも一般教養を重視すべき時であろう。
この中、ザゴリアが『リベラル教育を擁護する( In Defense of a Liberal Education )』本を出版し、ハフィントン・ポスト紙が「ザガリアが、我々はいつの時代よりもリベラルアート(一般教育)を必要とすると主張( We Need The Liberal Arts More Than Ever In Today's Digital World, Fareed Zakaria Says )』の論評を出した。
主要論点次の通り。
STENM領域では,科学技術の上に倫理(技術者倫理+一人間としての品格)が問われるのは,STENMに携わる人と変わりない。そうでないと,人間の能力を退化させ,今の情報化社会のように,混乱を招き,軍事技術のように「死の商人」化する。 それは,個人にとっての生きがい喪失,ストレス,情報機密==>民主主義の逆行,格差,・・・弊害を生み出す。
STENMが先行して,人間がそれに振り回されるのではなく,社会国家のあるべき姿を実現するために,STENMがあるというのが私の考え。工学屋は,「何の役に立つ?」と聞きたくなる癖があるように思えるが,「何の役?」の定義が短絡的ではいけない。
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