今、日本の大学では、専門性を重視する。一般教養は即戦力がないとして遠ざけられる。

しかし、現代は極めてめまぐるしく変化している。ある時期の「即戦力」は数年で消える可能性がある。必要なのは、人間、人間社会の理解である。この分野の理解があって、今の社会に何が不足かが問われ、変化をする。その意味では、どの時代よりも一般教養を重視すべき時であろう。

この中、ザゴリアが『リベラル教育を擁護する(In Defense of a Liberal Education)』本を出版し、ハフィントン・ポスト紙が「ザガリアが、我々はいつの時代よりもリベラルアート(一般教育)を必要とすると主張(We Need The Liberal Arts More Than Ever In Today's Digital World, Fareed Zakaria Says)』の論評を出した。

主要論点次の通り。