Denchubinさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
今、日本の大学では、専門性を重視する。一般教養は即戦力がないとして遠ざけられる。
しかし、現代は極めてめまぐるしく変化している。ある時期の「即戦力」は数年で消える可能性がある。必要なのは、人間、人間社会の理解である。この分野の理解があって、今の社会に何が不足かが問われ、変化をする。その意味では、どの時代よりも一般教養を重視すべき時であろう。
この中、ザゴリアが『リベラル教育を擁護する( In Defense of a Liberal Education )』本を出版し、ハフィントン・ポスト紙が「ザガリアが、我々はいつの時代よりもリベラルアート(一般教育)を必要とすると主張( We Need The Liberal Arts More Than Ever In Today's Digital World, Fareed Zakaria Says )』の論評を出した。
主要論点次の通り。
現代社会において、もっとも必要なのは、思考力(すなわち、問題を見つけ、問題を設定し、問題を解決する一連のプロセスを遂行する能力)であることは、孫崎さんがたびたび指摘される通りです。権力を有する人々がもっとも恐れるのは思考力をもった人間です。
しかし思考力の養成はとても困難なので、思考力のないいわゆるB層に属する人びとが現代社会の多数派を占めることになります。自民党の強さはこの多数派に焦点を合わせているからですね。無知・無学な政治家ほど、米国の覚えもめでたく、権力を握り続けることができることになります(鳩山さんは例外的に思考する政治家でしたが、日米の支配層が動いて、すぐに失脚させてしまいました)。
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