tako2008さん のコメント
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今、日本の大学では、専門性を重視する。一般教養は即戦力がないとして遠ざけられる。
しかし、現代は極めてめまぐるしく変化している。ある時期の「即戦力」は数年で消える可能性がある。必要なのは、人間、人間社会の理解である。この分野の理解があって、今の社会に何が不足かが問われ、変化をする。その意味では、どの時代よりも一般教養を重視すべき時であろう。
この中、ザゴリアが『リベラル教育を擁護する( In Defense of a Liberal Education )』本を出版し、ハフィントン・ポスト紙が「ザガリアが、我々はいつの時代よりもリベラルアート(一般教育)を必要とすると主張( We Need The Liberal Arts More Than Ever In Today's Digital World, Fareed Zakaria Says )』の論評を出した。
主要論点次の通り。
のでしたら、それってとんでもない偏見だし、勘違いですよ。
それこそ、毎日毎日が、問題解決と創意工夫の連続です。
私のIT現役時代には、飯を喰っている間も、トイレに行ってる時も、
「何か良い解決策はないか」とそんなことばっかり考えてました。
ITだけでなく、製造業もしかり。
製造業と聞くと、時々馬鹿にした態度をとるような知識人の方々が
いらっしゃいますが、私の親父は高卒ですが、某大手メーカー勤務
の現役時代には、200件近い特許を出願しています。
それから、「専門バカ」を「バカに」してはいけません(笑)
大手の基幹業務システムや、自動車メーカー等の制御系システムを、
障害で一度でも停止させてしまうと、それこそ、何千万円、何億円、
というとてつもない損害額が発生することがあります。
この場合は当然、責任の所在を明確にしなければなりません。
アプリケーションの欠陥(つまり我々の責任)なのか、それともOSの
不具合か、ミドルウェアの問題か、ハードウェア(コンピューター)の
故障なのか。素人ではまったく判断がつかないことがある。
こういった時、システム障害の原因を、確実な証拠(エビデンス)を
示して、的確に立証できる人材というのは「超貴重」なのです。
こういった仕事は、「専門バカ」をさらに「専門バカ」にしたような
人材でなければ解決不可能なケースというのがあるわけです。
評論家の方々は、多少間違ったことを発言しても責任は一切求め
なれませんが、現場の技術者達はそうはいきません。
あと、ITの世界は特に、技術の陳腐化が早いですからね。
プログラム言語や開発環境などは、10年も経てば使い物に
ならなくなるケースも多々あります。
しかし、コンピューターの基礎技術(原理)や、設計方法論、
問題解決手法、マネジメント手法といったものは普遍的です。
しっかりとの基礎技術や工学理論を勉強しないといけない。
というか、私からすれば、政治家や評論家達は、もっと
論理的思考力を身につけて欲しいと思っています。
まるっきり支離滅裂で無計画、国が駄目になるのは当然です。
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